昨日、ついに生まれて初めて15キロを越えて走った。
3月9日(火)に走ってから、11日(木)、12日(金)と2日続けて見沼を長時間歩いたためか、めずらしく腰が少し痛くなった。
ここでムリをすると長引くと思い、完治するまでじっとガマンした。
年の功、である。
完治した16日(火)、1週間ぶりに不忍池コースを10キロ走った。
17日(水)は、久しぶりにNさんと、ふじみ野市にあるコブシの大木を観に出かけたが、まだほんの咲き初めだった。
18日(木)は見沼。野の草花がいっせいに咲き始めた。
19日(金)は、夕方、吾妹と長谷川等伯展を観に出かけた。
松林の一図のなくば等伯が天与の才も空しく思はむ
20日(土)、夕方走った。
ひどく身体も足も重い。
不忍池コースはあきらめ、様子を見ながら近所のコースを走った。
2、3周するうちに、徐々に身体と呼吸が慣れてきた。
結局、8周、10.4キロをゆっくりと走りきった。
21日(日)は、大好きなノルウェイのピアニスト、アンスネスのマチネー・コンサート(オペラ・シティ)。
ノルウェイ室内オーケストラを率い、モーツァルトの23番・24番のコンチェルトを自ら指揮しながら弾いた。
オーケストラもすばらしかったし、アンスネスはますます繊細にしてリズムと音楽に満ちあふれた演奏で、我々を魅了した。
22日(月)は、Nさんとふじみ野市にあるコブシの大木を再度観に出かけた。
天気はよかったが、まだ3分咲きか4分咲き。
その後、入間川や都幾川の堤防で思いがけなく菜の花の大群落に出会い、興奮した。
そして、昨日、23日(火)。
夕方、少し早めの時間に不忍池コースを走った。
ゆっくりのペースで不忍池に着くと、疲れがまるでない。
これなら久しぶりに12.6キロを走れるかもしれないと思い、3.5周をめざした。
走っているうちに、これはひょっとしてもっと走れるかもしれないと予感がしてきた。
疲れがほとんどないのである。
とうとう1周1.3キロの不忍池を、初めて5周半してしまった。
その後、ますます呼吸も身体も落ち着き、最後までゆっくりではあるが安定したペースで15.2キロを走りきることができた。
定年退職後、10キロを走るのが最初の目標だった。
それが達成できてから、15キロまでの道のりはそう簡単ではなかった。
それが、ちょうど定年退職後1年を目前にしてあっさりと達成できてしまったのだ。
次の1年の目標は、さしあたり20キロを走ることか。
もしかしたらそれも達成できるかもしれないと、夢が生まれた。