雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

060228 日々歌う

2006-02-28 00:11:03 | 日々歌ふ
幾度の春の残りし指折りて数ふる吾の春を待ちをり

汗吹けるマトンカレーの美味かれど辛きを癒すチャイもなければ

読み得れど書き得ぬままに生き来せばつひに書き得て<鬱>の晴れゆく

<鬱>引きし辞書の<鬱金(ウコン)>と記す見て鬱勃と湧くターメリックの黄

                   *

咥へ来る獲物に脅ゆ飼ひ猫の仔をなす毎に狩に目覚めて

枕辺のヒヤリとすれば母猫の狩りしトカゲの耳に触れをり

仔の育つそのつど野良に母猫の帰りしゆける心哀しも

仔の去ればいつしか野良の母猫の家に戻れるそ知らぬ顔で

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 060227 日々歌う | トップ | 060301 日々歌う »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日々歌ふ」カテゴリの最新記事