雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

忙しさ(?)の合間を縫っての、12.6キロと4キロ(日々走る)

2009-09-24 11:25:31 | 日々走る

演劇(朗読劇?)に美術展に来客にと、シルバー・ウィークは連日忙しかった。
その合間を縫ってなんとか2回走ったのだが、そのジョギング中にケータイを失くす騒ぎなども重なって、ブログを更新する余裕もなかった。

19日(土)は、午後から西武新宿線の野方に、藤沢周平の短編の朗読劇(?)を「木偶坊」という集団が演じるのを観に(聴きに)行った。
元同僚のOさんとNさんといっしょである。
お二人とも国語の教師であったのだが、10年前に退職されたOさんが僕とNさんを藤沢周平の世界に導いてくれた。
しかも、今回、大腸ガンの疑いが晴れたばかりで参加したNさんが入院していた病院は、かつて作家になる前の藤沢周平が肺結核の手術をした病院の後身だったという、偶然も重なっていた。
この話はいずれ「髭彦閑話」に書きたいと思うので、詳細はそちらに譲る。
公演終了後は、Nさんの健康回復も祝って3人で痛飲した。

20日(日)は、夕方から僕の関係の教え子夫妻と友人たちが5人遊びに来てくれた。
教え子のE君は37歳。
あるテレビ局の報道記者として活躍している。
高2、高3で僕の社会科授業に強い関心を持ってくれて以来の、長いつき合いだ。
最近結婚したおつれあいは、職場の同僚ディレクターである。
友人たちは、高校時代の友人のS君とNさんに、大学時代の友人A君である。
S君はE君とは別のテレビ局の教育番組のベテランディレクターで、Nさんは某大新聞の英字記者を50過ぎに辞めて、コロンビア大学に学び、現在は平和的交渉術の専門家として活躍中の女性である。
A君は、アメリカのミシガン大学で40年間発達心理学の研究、教育に当たってきて、この3月に僕と同じように退職したばかりだ。
実はA君は、カナダのマッギル大学で日本史を30年以上教えている、S君とNさんも親しい僕の高校時代からの友人O君の、鎌倉の中学時代の友人でもある。
昨年、初めてそのことを知って僕はひどく驚いた。
その縁で、来月O君をモントリオールに訪ねた後に、トロントから北方向へ吾妹の知人を訪ねその後トロントに戻ってナイアガラの滝を観る5日ほどの旅を、A君が親切にも車で案内してくれることになったのである。
そのA君が9月一杯は日本に帰っているというので、今回、マスコミ関係の4人に加わってもらった。
S君と吾妹は、昨年、O君が帰国したときに一度会っている。
それ以外は、僕を除いて初対面のメンバーであった。
ところが、終ってみれば世代も経歴も越えて、まるで旧知の親しい仲間のような集まりとなった。
吾妹の訳したばかりの『なぜ女は昇進を拒むのか――進化心理学が解く性差のパラドクス』(スーザン・ピンカー著、早川書房)をめぐっては、心理学者のA君を中心にジェンダー論で盛り上がった。

21日(月)の夕方、やっと走った。
不忍池コースで、タイムは87分。
まあまあ順調であったのだが、不忍池でスポーツドリンクを買った際にウェストポーチのジッパーを閉め忘れたらしく、ケータイをどこかで落としてしまった。
幸い、翌日の夕方には警察を通じて戻ってきたので、ほっとした。

22日(火)は、昼前に吾妹と川越に出かけた。
現地で、吾妹の高校時代からの親友Kさんと合流した。
NHKの「日曜美術館」で知った長澤英俊展を観るためである。
折からの川越ブームの混雑に閉口しながら、対照的に静かな川越市立美術館と遠山記念館で長澤英俊の才能豊かな彫刻・造形作品を堪能した。
夜は、某国立大学で英語教育の研究、教育に当たっているKさんが学会で訪ねた札幌土産の毛ガニ・タラバガニを、我が家で食べた。
長澤英俊展には参加できなかった吾妹の長い友人であるMさんも加わって、楽しい夕餉となった。
Mさんは、米国務省の来日外交官に日本語を教えるという仕事柄、日本のシルバーウィークにも休めなかったのである。

昨23日(水)。
午前中、前日見逃した長澤英俊展のもう一つの会場、埼玉県立近代美術館を訪ねた。
最終日でもあり、やはり観ておきたくなったのである。
正解であった。

夕方、短いほうのコースを走った。
1.3キロを3周で、23分。
まあまあである。

ああ、忙しかった!


コメント
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