001:声 声高くヒヨドリ二羽が飛び立ちぬ揺れる楠の葉朝日を浴びて
002:色 点々と春告ぐ色は濃かりけり水路の端(は)にぞ福寿草咲く
003:つぼみ やはらかさ秘めてぞ固き冬つぼみ忘るな子らよ花咲くことを
004:淡 淡々と来し方語り気がつけばしんと静まる最後の授業
005:サラダ アメリカは坩堝(るつぼ)ではない人間のサラダボールだ旅の実感
006:時 時として鏡に映るわが貌にひとりつぶやくオマエハダレダ
007:発見 宇宙解く方程式を記す文(ふみ)発見されたよアインシュタイン
008:鞄 いち早く鞄を捨ててデイパック負うわれ笑う人もおりたり
009:眠 明けやらぬ大地揺れるを知りつつもなお眠りたき朝ぼらけかな
010:線路 韓国の青年轢かる線路ありイルボンサーラム(日本人)救わんとして
011:都 地下壕に人まだ棲みし都心たり一家五人で一部屋を借る
012:メガホン メガホンを打ち振り鳴らしカットバセーと叫ぶ喜びわれは知らざり
013:焦 掘り炬燵王の顔など焼け焦げてトランプ禁ず父怖かりし
014:主義 主義に生き主義に死するを理想とぞ思いしときもありけりしかな
015:友 電脳で三千世界行き来する友のキー打つ病む手痛まん
016:たそがれ 清兵衛の渾名となりてたそがれは淋しき翳を脱ぎ捨てにけり
017:陸 陸続と魑魅魍魎の跋扈して平和と民主嗤う世となる
018:教室 教室でキカンジュンシ(机間巡視)をしたなんて平気で言うな若い教師よ
019:アラビア アラビアのロレンスなるは虚像たり問わるは歴史誰の目で見ん
020:楽 楠の葉のさやぎきらめき目にすれば春一番の吹くも楽しく
021:うたた寝 猫たちのごろ寝うたた寝するを真似人も転がる床暖房に
022:弓 歌うまき五輪真弓の『恋人よ』歌詞の古きに時代を想う
023:うさぎ 飼いおりしうさぎは鼬(イタチ)に喰われけり白き毛皮の骸(むくろ)残して
024:チョコレート 粉吹きし闇で買いたるチョコレート一かけもらいわれら狂喜す
025:泳 芋食いて記録を作る泳者ありわれも芋食うひもじき頃よ
026:蜘蛛 瓢箪に穴あけ張りし蜘蛛の巣よカクラバ・ロビの音割れさすは
027:液体 これなくて何の人生あるものと想う液体いつまで飲めん
028:母 みちのくの母のふるさと夜の森(よのもり)よ今朝吾(あ)は生(あ)れしいくさのさなか
029:ならずもの あれやこれ蛇も蛙もレッテルを貼るも貼らるもならずもの国家
030:橋 面影の橋を過ぎれば神田川水音(みなおと)急に高く聞こゆる
031:盗 土間に溜む籾や種子(たね)など盗みしは男やもめの疎開者なりき
032:乾電池 乾電池替えれば唸り小気味よく目覚め促し歯ブラシ回る
033:魚 竿竹の売り声流れ甦るアサリや金魚売り来(きた)る日々
034:背中 背中掻く母の手ずれてわれ詰(なじ)るわが痒き場所わからぬ不当を
035:禁 誰やらの一つ覚えの改革は身賭けるほどの禁忌(タブー)にあるや
036:探偵 店の名は名探偵と聞こえたり牛タン食わす名舌亭よ
037:汗 宰相が汗のごとくに撒き散らす綸言ならぬ暴言疎し
038:横浜 横浜の姉は夫(つま)訪い旅立ちぬ政変起きしネパールに向け
039:紫 試着せし濃紫(こいむらさき)のスウェーター吾妹の長躯包みて映ゆる
040:おとうと 弟は還暦過ぎてもおとうとよ姉に残さる血筋なければ
041:迷 独り聴く「アニュス・デイ(神の子羊)」にぞ涙する惑い迷える日々もありたり
042:官僚 なぜ何の誰のためにと問うことを止(や)めてぞ人は官僚となる
043:馬 オレはオレ思いつ鈍き痛みあり馬鹿め馬鹿めと自分罵る
044:香 飛鳥(あすか)とは明日香の枕飛ぶ鳥と知りし驚き今も忘れず
045:パズル どうちがうパズルとクイズそんなことどうでもいいかそうでもないか
046:泥 畦に撒く泥を探ればピチピチと小鮒掌(て)に撥ぬかいぼり(掻き掘り)懐かし
047:大和 父母の血は海賊・蝦夷(えみし)よおそらくは我は何者大和にあるや
048:袖 どうやって袖まくらずに腕まくり黒板を消し頭を刈るや
049:ワイン 赤玉のポートワインってなんだったのてふおほきな疑問
050:変 混沌と変幻自在猥雑なアジアの街よわが大久保は
051:泣きぼくろ 弁慶の泣きぼくろには笑ったなド演歌世界苦手なわれは
052:螺旋 逃げ走る飼い豚捕らう途(みち)難く辛くも摑む螺旋の尻尾
053:髪 普遍なる体毛繁く髪薄き総量規制の法則ありや
054:靴下 靴下と何度言わるもツクシタと答えて笑う幼児(おさなご)ありし
055:ラーメン 魂消たねインスタントのラーメンを友はボリボリ齧り始むる
056:松 門松を立てもせずして正月に芭蕉の句をばわれ想いけり
057:制服 何着るか日毎選ぶは面倒と制服好む怠惰な思想
058:剣 キリストの立つも滅ぶも剣による教え裏切りブッシュは立てり
059:十字 逝ける後位牌に替わる十字架のイエスに見たり父の面影
060:影 地の果てに不気味な影を追い詰めしゲドは呼びたりその名を「ゲド!」と
061:じゃがいも 餓鬼道に我落ち棲めどじゃがいもの味凄まじく今も好まず
062:風邪 風邪引かず今年はついに休肝日ゼロとなりぬる吉凶を知らず
063:鬼 鬼は外福は内とて豆撒きし習俗隠す密かな残酷
064:科学 科学する心求むる分析を歌の底にも秘めてぞ持たん
065:城 教師をば城の主(あるじ)に喩(たと)えるを良しとするかの同僚もあり
066:消 友はみな大学教師われはわれそうと思えぬ心消えさり
067:スーツ 髭生やしスーツ・ネクタイ纏(まと)わざる社会科教師訝(いぶか)らぬ子らよ
068:四 研究者めざす道棄て四十年子らと歩みし日々を悔いざる
069:花束 演奏の終わりて喝采激しくも花束はなくバブル去りたり
070:曲 迷い込む谷中(やなか)路地裏くねくねと道は曲がりて川跡と知る
071:次元 四次元の時間空間それすらも無から生みたるビッグバンとは
072:インク 和蘭(オランダ)語英語に負けて外来語ソップはスープインキはインク
073:額 大額を飾る壁なくリトグラフ買い求むまま床に立て置く
074:麻酔 麻酔解け尿瓶(しびん)に尿(いばり)せんとせば激痛尻から押し寄す地獄
075:続 ひとの世の続く限りは自然なれ育つ喜び老いる安らぎ
076:リズム 音楽を人一倍に好みしが我悲しかりリズム音痴よ
077:櫛 櫛をもて髪をとかすを日本語は梳(くしけず)るとぞ言い来(きた)りけり
078:携帯 ケータイを自在に操る若者の何割書くる携帯の文字
079:ぬいぐるみ ボロボロのぬいぐるみをば片時も離さぬ子らの怯えしものは
080:書 異国からファックス届きおかしかり達意の文書く友の金釘(かなくぎ)
081:洗濯 隣住む友のオモニ(母)がトントンと砧(きぬた)叩きし洗濯の音(ね)よ
082:罠 技なくて罠で鳥獲る能(あた)わずに隣家の小鳥友と盗みし
083:キャベツ 肥(こえ)良きか丸々太るキャベツには紙の小片こびりつきおり
084:林 雪原に矯(た)められ刈られ身もだえし林檎樹(りんごじゅ)立てりオブジェのごとく
085:胸騒ぎ ケータイの沈黙深く胸騒ぎ高まる矢先メールが無事告ぐ
086:占 わが心あまりに狭く占むるものあまりに多く溢れかえれる
087:計画 国土をば計画的に喰い荒らし堤自(おの)ずと決壊したり
088:食 庭先で飼い豚屠(ほふ)る惨景をわれ凝視せり肉食いたさに
089:巻 飲むや飲む飲んでくだ巻きひっくり返る昔はいたな煩(うるさ)い御仁が
090:薔薇 いろいろと読めれど書けぬ漢字あり我は死なんか薔薇と書けずに
091:暖 暖取るの手段なくして股火鉢(またひばち)為したる熱さ尻覚えおり
092:届 南米をわが子旅する母待てり一秒千秋メール届くを
093:ナイフ 琢木のピストルの歌パクりしか錆びたナイフの裕次郎氏よ
094:進 進歩とは同時に退歩意味せんとルソーは言いぬ人理解せず
095:翼 左翼かと生徒に問われ答えしは昔日(せきじつ)ならぬ左右の定義
096:留守 留守電の機能壊れて電話機はピーゴーッヒャララわめき散らせり
097:静 コルボ振る慈愛静けさ鎮魂のフォーレを聴きて心満ちたる
098:未来 未来(みく)という吾妹(あぎも)の姪は心病み今を生くるに力尽くしぬ
099:動 適度なる運動続け来(きた)りせば初心者なれどはやゴール見ゆ
100:マラソン マラソンと名づく競技に完走す空前絶後快挙なるべし
002:色 点々と春告ぐ色は濃かりけり水路の端(は)にぞ福寿草咲く
003:つぼみ やはらかさ秘めてぞ固き冬つぼみ忘るな子らよ花咲くことを
004:淡 淡々と来し方語り気がつけばしんと静まる最後の授業
005:サラダ アメリカは坩堝(るつぼ)ではない人間のサラダボールだ旅の実感
006:時 時として鏡に映るわが貌にひとりつぶやくオマエハダレダ
007:発見 宇宙解く方程式を記す文(ふみ)発見されたよアインシュタイン
008:鞄 いち早く鞄を捨ててデイパック負うわれ笑う人もおりたり
009:眠 明けやらぬ大地揺れるを知りつつもなお眠りたき朝ぼらけかな
010:線路 韓国の青年轢かる線路ありイルボンサーラム(日本人)救わんとして
011:都 地下壕に人まだ棲みし都心たり一家五人で一部屋を借る
012:メガホン メガホンを打ち振り鳴らしカットバセーと叫ぶ喜びわれは知らざり
013:焦 掘り炬燵王の顔など焼け焦げてトランプ禁ず父怖かりし
014:主義 主義に生き主義に死するを理想とぞ思いしときもありけりしかな
015:友 電脳で三千世界行き来する友のキー打つ病む手痛まん
016:たそがれ 清兵衛の渾名となりてたそがれは淋しき翳を脱ぎ捨てにけり
017:陸 陸続と魑魅魍魎の跋扈して平和と民主嗤う世となる
018:教室 教室でキカンジュンシ(机間巡視)をしたなんて平気で言うな若い教師よ
019:アラビア アラビアのロレンスなるは虚像たり問わるは歴史誰の目で見ん
020:楽 楠の葉のさやぎきらめき目にすれば春一番の吹くも楽しく
021:うたた寝 猫たちのごろ寝うたた寝するを真似人も転がる床暖房に
022:弓 歌うまき五輪真弓の『恋人よ』歌詞の古きに時代を想う
023:うさぎ 飼いおりしうさぎは鼬(イタチ)に喰われけり白き毛皮の骸(むくろ)残して
024:チョコレート 粉吹きし闇で買いたるチョコレート一かけもらいわれら狂喜す
025:泳 芋食いて記録を作る泳者ありわれも芋食うひもじき頃よ
026:蜘蛛 瓢箪に穴あけ張りし蜘蛛の巣よカクラバ・ロビの音割れさすは
027:液体 これなくて何の人生あるものと想う液体いつまで飲めん
028:母 みちのくの母のふるさと夜の森(よのもり)よ今朝吾(あ)は生(あ)れしいくさのさなか
029:ならずもの あれやこれ蛇も蛙もレッテルを貼るも貼らるもならずもの国家
030:橋 面影の橋を過ぎれば神田川水音(みなおと)急に高く聞こゆる
031:盗 土間に溜む籾や種子(たね)など盗みしは男やもめの疎開者なりき
032:乾電池 乾電池替えれば唸り小気味よく目覚め促し歯ブラシ回る
033:魚 竿竹の売り声流れ甦るアサリや金魚売り来(きた)る日々
034:背中 背中掻く母の手ずれてわれ詰(なじ)るわが痒き場所わからぬ不当を
035:禁 誰やらの一つ覚えの改革は身賭けるほどの禁忌(タブー)にあるや
036:探偵 店の名は名探偵と聞こえたり牛タン食わす名舌亭よ
037:汗 宰相が汗のごとくに撒き散らす綸言ならぬ暴言疎し
038:横浜 横浜の姉は夫(つま)訪い旅立ちぬ政変起きしネパールに向け
039:紫 試着せし濃紫(こいむらさき)のスウェーター吾妹の長躯包みて映ゆる
040:おとうと 弟は還暦過ぎてもおとうとよ姉に残さる血筋なければ
041:迷 独り聴く「アニュス・デイ(神の子羊)」にぞ涙する惑い迷える日々もありたり
042:官僚 なぜ何の誰のためにと問うことを止(や)めてぞ人は官僚となる
043:馬 オレはオレ思いつ鈍き痛みあり馬鹿め馬鹿めと自分罵る
044:香 飛鳥(あすか)とは明日香の枕飛ぶ鳥と知りし驚き今も忘れず
045:パズル どうちがうパズルとクイズそんなことどうでもいいかそうでもないか
046:泥 畦に撒く泥を探ればピチピチと小鮒掌(て)に撥ぬかいぼり(掻き掘り)懐かし
047:大和 父母の血は海賊・蝦夷(えみし)よおそらくは我は何者大和にあるや
048:袖 どうやって袖まくらずに腕まくり黒板を消し頭を刈るや
049:ワイン 赤玉のポートワインってなんだったのてふおほきな疑問
050:変 混沌と変幻自在猥雑なアジアの街よわが大久保は
051:泣きぼくろ 弁慶の泣きぼくろには笑ったなド演歌世界苦手なわれは
052:螺旋 逃げ走る飼い豚捕らう途(みち)難く辛くも摑む螺旋の尻尾
053:髪 普遍なる体毛繁く髪薄き総量規制の法則ありや
054:靴下 靴下と何度言わるもツクシタと答えて笑う幼児(おさなご)ありし
055:ラーメン 魂消たねインスタントのラーメンを友はボリボリ齧り始むる
056:松 門松を立てもせずして正月に芭蕉の句をばわれ想いけり
057:制服 何着るか日毎選ぶは面倒と制服好む怠惰な思想
058:剣 キリストの立つも滅ぶも剣による教え裏切りブッシュは立てり
059:十字 逝ける後位牌に替わる十字架のイエスに見たり父の面影
060:影 地の果てに不気味な影を追い詰めしゲドは呼びたりその名を「ゲド!」と
061:じゃがいも 餓鬼道に我落ち棲めどじゃがいもの味凄まじく今も好まず
062:風邪 風邪引かず今年はついに休肝日ゼロとなりぬる吉凶を知らず
063:鬼 鬼は外福は内とて豆撒きし習俗隠す密かな残酷
064:科学 科学する心求むる分析を歌の底にも秘めてぞ持たん
065:城 教師をば城の主(あるじ)に喩(たと)えるを良しとするかの同僚もあり
066:消 友はみな大学教師われはわれそうと思えぬ心消えさり
067:スーツ 髭生やしスーツ・ネクタイ纏(まと)わざる社会科教師訝(いぶか)らぬ子らよ
068:四 研究者めざす道棄て四十年子らと歩みし日々を悔いざる
069:花束 演奏の終わりて喝采激しくも花束はなくバブル去りたり
070:曲 迷い込む谷中(やなか)路地裏くねくねと道は曲がりて川跡と知る
071:次元 四次元の時間空間それすらも無から生みたるビッグバンとは
072:インク 和蘭(オランダ)語英語に負けて外来語ソップはスープインキはインク
073:額 大額を飾る壁なくリトグラフ買い求むまま床に立て置く
074:麻酔 麻酔解け尿瓶(しびん)に尿(いばり)せんとせば激痛尻から押し寄す地獄
075:続 ひとの世の続く限りは自然なれ育つ喜び老いる安らぎ
076:リズム 音楽を人一倍に好みしが我悲しかりリズム音痴よ
077:櫛 櫛をもて髪をとかすを日本語は梳(くしけず)るとぞ言い来(きた)りけり
078:携帯 ケータイを自在に操る若者の何割書くる携帯の文字
079:ぬいぐるみ ボロボロのぬいぐるみをば片時も離さぬ子らの怯えしものは
080:書 異国からファックス届きおかしかり達意の文書く友の金釘(かなくぎ)
081:洗濯 隣住む友のオモニ(母)がトントンと砧(きぬた)叩きし洗濯の音(ね)よ
082:罠 技なくて罠で鳥獲る能(あた)わずに隣家の小鳥友と盗みし
083:キャベツ 肥(こえ)良きか丸々太るキャベツには紙の小片こびりつきおり
084:林 雪原に矯(た)められ刈られ身もだえし林檎樹(りんごじゅ)立てりオブジェのごとく
085:胸騒ぎ ケータイの沈黙深く胸騒ぎ高まる矢先メールが無事告ぐ
086:占 わが心あまりに狭く占むるものあまりに多く溢れかえれる
087:計画 国土をば計画的に喰い荒らし堤自(おの)ずと決壊したり
088:食 庭先で飼い豚屠(ほふ)る惨景をわれ凝視せり肉食いたさに
089:巻 飲むや飲む飲んでくだ巻きひっくり返る昔はいたな煩(うるさ)い御仁が
090:薔薇 いろいろと読めれど書けぬ漢字あり我は死なんか薔薇と書けずに
091:暖 暖取るの手段なくして股火鉢(またひばち)為したる熱さ尻覚えおり
092:届 南米をわが子旅する母待てり一秒千秋メール届くを
093:ナイフ 琢木のピストルの歌パクりしか錆びたナイフの裕次郎氏よ
094:進 進歩とは同時に退歩意味せんとルソーは言いぬ人理解せず
095:翼 左翼かと生徒に問われ答えしは昔日(せきじつ)ならぬ左右の定義
096:留守 留守電の機能壊れて電話機はピーゴーッヒャララわめき散らせり
097:静 コルボ振る慈愛静けさ鎮魂のフォーレを聴きて心満ちたる
098:未来 未来(みく)という吾妹(あぎも)の姪は心病み今を生くるに力尽くしぬ
099:動 適度なる運動続け来(きた)りせば初心者なれどはやゴール見ゆ
100:マラソン マラソンと名づく競技に完走す空前絶後快挙なるべし