「平家の落人です」
「え?」
「落ち延びてここまできました」
「落ち延びて?」
「はい、必死でした」
「でもここグアムだよ」
「はい、もうがむしゃらに泳ぎました」
「泳いで?」
「自分でもびっくりの潜在能力です」
「いやいやいや」
「ここまでくれば大丈夫化と思います」
「で、これからどうするの?」
「どうしましょうか?」
「いやこっちに聞かれても困るし」
「ここで出会ったのも何かの縁、かくまってくれませんか?」
「わたしが?いやですよ」
「どうして?」
「気持ち悪いじゃない」
「そんなこといわずに、ここで見捨てられたら呪いますよ」
「たち悪いじゃない、もう、そんなこと言っても無理なもんは無理ですよ」
「必死でここまできたのに」
「いや飛行機ででしょ?」
「は?」
「空港からでてきたんだから、飛行機で来たんでしょ?」
「いいえ」
「よく否定できるね」
「泳いできたんです」
「だいだいね、なにから逃げてるの?今平成23年よ」
「もちろん源氏です」
「いないって」
「いますよ」
「まあ、源氏の人たちはいるかもしれないけど、襲ってくるような源氏の人はいないって」
「でも、いたんです、あやうく全身を赤く塗りつぶされるところでした」
「どういう攻撃なのそれ」
「そのペンキをよけながら、必死で泳いできました、ぜひかくまってください」
「いやです、ではリゾートホテルにご案内いたしますウエルカムトゥグアム」
「お願いします」
「え?」
「落ち延びてここまできました」
「落ち延びて?」
「はい、必死でした」
「でもここグアムだよ」
「はい、もうがむしゃらに泳ぎました」
「泳いで?」
「自分でもびっくりの潜在能力です」
「いやいやいや」
「ここまでくれば大丈夫化と思います」
「で、これからどうするの?」
「どうしましょうか?」
「いやこっちに聞かれても困るし」
「ここで出会ったのも何かの縁、かくまってくれませんか?」
「わたしが?いやですよ」
「どうして?」
「気持ち悪いじゃない」
「そんなこといわずに、ここで見捨てられたら呪いますよ」
「たち悪いじゃない、もう、そんなこと言っても無理なもんは無理ですよ」
「必死でここまできたのに」
「いや飛行機ででしょ?」
「は?」
「空港からでてきたんだから、飛行機で来たんでしょ?」
「いいえ」
「よく否定できるね」
「泳いできたんです」
「だいだいね、なにから逃げてるの?今平成23年よ」
「もちろん源氏です」
「いないって」
「いますよ」
「まあ、源氏の人たちはいるかもしれないけど、襲ってくるような源氏の人はいないって」
「でも、いたんです、あやうく全身を赤く塗りつぶされるところでした」
「どういう攻撃なのそれ」
「そのペンキをよけながら、必死で泳いできました、ぜひかくまってください」
「いやです、ではリゾートホテルにご案内いたしますウエルカムトゥグアム」
「お願いします」