リッスン・トゥ・ハー

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鳥獣戯画からの挑戦状、受けて立ちます

2011-02-17 | リッスン・トゥ・ハー
リバーシブルのお得感は、表裏2度楽しめる、いろんなスタイルに合わせて使える、ってことやない。それすなわち、いざというときには裏がありますよ的な、実は裏もちゃんと柄入ってますねんで的な、つまりは日本人の、京都人の裏側に力を注ぐ姿勢にあるのです。もうダメだ、このボーダー柄じゃ鬼は倒せんから、私もう、ダメだからボーダー柄じゃダメだから、って時に、でも実は裏地にはチェック柄があるんじゃい、私にはチェック柄がついているんだ、それはこの眼の前の鬼も知らない。誰も知らない。私だけが知っている、私とこの服作った人と、売った人だけが知っている。としたらけっこうみんな知っている。可能性としてはほとんど人類全員じゃない。

鬼も知っているかもしれんね。案外鬼おしゃれで、ファッション紙とか定期購入してるかもしれない。いつもは、仕事の時は虎柄のパンツだけれど、プライベートでは8万もするスーツきたりしてるんかもしれん。だとしたら、私の服がリバーシブルだってことに気づいている。ボーダー柄じゃ倒せんから、ほれ、今にチェック柄にかえるでえ、と内心ほくそ笑んでいるのかもしれない。嫌だ。それは嫌すぎる。私は鬼に手玉に取られたくない。鬼にだけは手玉に取られたくないのだ。

だから私は鬼よけの鈴を持ち歩いとんの。


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