リッスン・トゥ・ハー

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昭和54年/上半期/芥川賞

2006-11-12 | 二行目選考委員会
(青野聡作/患者の夜/一行目は)

―青白い夜が波のように寄せてはかえしている。―


同じ頃、子泣きじじいも砂かけばばあも波のように寄せてはかえしている。



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2 コメント

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Unknown (真心)
2006-11-13 00:45:58
―青白い夜が波のように寄せてはかえしている。―

私が宙に書いた「年金生活」の四文字は、夜のしじまへと吸い込まれて消えた。
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Unknown (なゆら)
2006-11-13 22:27:21
切な、この中年。糖尿かなんかで入院中ですね。

これ、ありえますね~、
ここから、ユーモアへも、純文学へも自由自在ですねえ。
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