「パン種です」
「タマゴ姫です」
「ふたりあわせて朝食です」
「いやあ、寒くなりましたなあ」
「急に寒なったからね、もうすっかり冬ですなあ」
「冬いうたらぼくはこたつになべですわ」
「そらええねえ、でもぼくはこたつにはみかんや」
「あほか、こたついうたらなべやろうが!」
「なべなんかしてみい、こたつべとべとなるわ」
「そらオマエの食べ方がきたないだけや」
「いやいや、片付けも大変や」
「そういう問題やないやろ、風情やないか」
「そやろか、でもみかんもあうとおもうで」
「たしかにあう。それは確実や、しかし、なべや」
「頑固者やなあ」
「そうでもないで、ただなべや」
「まあじゃあなべでええわ」
「ほな、なべでいかしてもらいます」
「しかし、寒いね」
「さむないで」
「いやいやいや、なにかましてくれとんねん」
「さむないて」
「さっき寒いいうとったがな」
「あれは仮のぼくや」
「意味が分からん」
「これはほんまのぼくや」
「どういうこと?」
「鍋を好きなのが仮のぼくや」
「はあ」
「鍋を嫌悪するのがほんまのぼくや」
「じゃあ、今ならこたつにみかんか?」
「それは鍋や」
「なんでやねん」
「こたつときたら鍋や」
「仮と一緒やないか」
「よう考えてみい」
「なんですか」
「鍋したら、翌日の朝食はなんや」
「おじやですか」
「そやろ、そういうことや」
「いやまったくわかりませんわ」
「クリーミーで後をひきます」
「かかってへんで、いうとっけど」
「タマゴ姫です」
「ふたりあわせて朝食です」
「いやあ、寒くなりましたなあ」
「急に寒なったからね、もうすっかり冬ですなあ」
「冬いうたらぼくはこたつになべですわ」
「そらええねえ、でもぼくはこたつにはみかんや」
「あほか、こたついうたらなべやろうが!」
「なべなんかしてみい、こたつべとべとなるわ」
「そらオマエの食べ方がきたないだけや」
「いやいや、片付けも大変や」
「そういう問題やないやろ、風情やないか」
「そやろか、でもみかんもあうとおもうで」
「たしかにあう。それは確実や、しかし、なべや」
「頑固者やなあ」
「そうでもないで、ただなべや」
「まあじゃあなべでええわ」
「ほな、なべでいかしてもらいます」
「しかし、寒いね」
「さむないで」
「いやいやいや、なにかましてくれとんねん」
「さむないて」
「さっき寒いいうとったがな」
「あれは仮のぼくや」
「意味が分からん」
「これはほんまのぼくや」
「どういうこと?」
「鍋を好きなのが仮のぼくや」
「はあ」
「鍋を嫌悪するのがほんまのぼくや」
「じゃあ、今ならこたつにみかんか?」
「それは鍋や」
「なんでやねん」
「こたつときたら鍋や」
「仮と一緒やないか」
「よう考えてみい」
「なんですか」
「鍋したら、翌日の朝食はなんや」
「おじやですか」
「そやろ、そういうことや」
「いやまったくわかりませんわ」
「クリーミーで後をひきます」
「かかってへんで、いうとっけど」
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