「天然ととんちんかんは全く違います」
「同じようにも思えるけど」
「雲泥の差ですよ」
「雲泥の差」
「ええ、雲と泥ぐらいの差です」
「ちょっとわかりづらいかな」
「そうですか、雲は空にありますよね?」
「ありますね」
「対して泥は地面にあります」
「はい」
「それぐらいの差」
「しかし、どっちが偉いのですか?」
「どっちが偉いというのは今は関係ありません」
「それをはっきりさせてくれないと、わたしは納得できませんな」
「じゃあ、雲が高い位置にあるし、つかめないから、偉いんじゃないですか」
「うぬ、雲はつかめん、されど、実体のないものだからこそ、我らは軽視するのではないかな」
「めんどくせえ、こいつめんどくせえ」
「なにか?」
「いやなんでもないです、じゃあ、泥でいいじゃないですか、泥が偉い」
「うぬ、泥はそこらじゅうにあふれておる、されど、それがはたして偉いのかな」
「もういいですよ、どっちでも、今は雲と泥のはなしをしているんじゃありませんし」
「しかし大事なところじゃて」
「口調も変わってきとるし」
「こうしてはどうじゃろう?」
「なんですか?」
「どちらが偉いかはそれぞれの胸の中で解釈する」
「それがいいですね」
「ではそれで」
「で、天然ととんちんかんは全然違います」
「それが雲と泥の差だと?」
「そのとおり!」
「で、どっちが泥なんじゃ?」
「もういいぜ!」
「同じようにも思えるけど」
「雲泥の差ですよ」
「雲泥の差」
「ええ、雲と泥ぐらいの差です」
「ちょっとわかりづらいかな」
「そうですか、雲は空にありますよね?」
「ありますね」
「対して泥は地面にあります」
「はい」
「それぐらいの差」
「しかし、どっちが偉いのですか?」
「どっちが偉いというのは今は関係ありません」
「それをはっきりさせてくれないと、わたしは納得できませんな」
「じゃあ、雲が高い位置にあるし、つかめないから、偉いんじゃないですか」
「うぬ、雲はつかめん、されど、実体のないものだからこそ、我らは軽視するのではないかな」
「めんどくせえ、こいつめんどくせえ」
「なにか?」
「いやなんでもないです、じゃあ、泥でいいじゃないですか、泥が偉い」
「うぬ、泥はそこらじゅうにあふれておる、されど、それがはたして偉いのかな」
「もういいですよ、どっちでも、今は雲と泥のはなしをしているんじゃありませんし」
「しかし大事なところじゃて」
「口調も変わってきとるし」
「こうしてはどうじゃろう?」
「なんですか?」
「どちらが偉いかはそれぞれの胸の中で解釈する」
「それがいいですね」
「ではそれで」
「で、天然ととんちんかんは全然違います」
「それが雲と泥の差だと?」
「そのとおり!」
「で、どっちが泥なんじゃ?」
「もういいぜ!」
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