リッスン・トゥ・ハー

春子の日記はこちら

北緯35度14分 西経112度11分(365日空の旅)

2010-04-04 | 若者的字引
(アリゾナ州ウィリアムスに近いプレスコット国有林)

アメリカの空を飛んでいる。1月10日。もうすぐ春だという季節、鮮やかな緑色の針葉樹が凛として立っている地面に雪の残り。白と緑、茶色、浮かび上がる立体感が迫ってくるようである。這うようにその木の間を動物が駆ける。すごいスピードでほとんど見えていないから、誰も気づいていないけれども、私には確かに見えている。なぜなら私の動体視力はイチローのそれとほぼ同等なのだから、比較したことはないけれど、見た感じ大体そうなんじゃないかと思っている。イチローも多分認めると思う。ある木の先端にとまった鳥、春が近いため移ってきたのだろう鳥、チュンチュン鳴いているがそれを聞いているのは私一人だけだよ、ここは国に守られている自然、人っ子一人いない森。しんとした森。


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