リッスン・トゥ・ハー

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マリリン・モンローのX線

2010-06-30 | リッスン・トゥ・ハー
いやーん、と下から風が吹いてきてスカートがめくれている。まさにその場面でX線を飛ばし、撮影したのである。モンローも気付かぬうちに我々はそのエロスのメカニズムを知るために、飛ばさなければならなかったのだ。性欲の減退、現代に巣食う大きな問題。子孫の繁栄のためには性欲は絶対に必要なもの。性に関することは何かと口にすることをはばかられるが、口にしなければならないまでの危機である。エロスの神様として現在も君臨するモンローの、いかにもセクシーなその姿を透かしてみる。中に何かひみつが隠されているはずだとの仮説を元に、我々はX線を飛ばしたのだ。モンローの中身を見て、研究室は騒然となる。非常にわかりやすい中身であった。モンローは油揚げでできていたのである。甘辛く炊いてある、きつねうどんにかかせない油揚げである。何枚もの油揚げが、モンローを形作っている。その妖艶な腰つきも、ふくよかな胸元も、ぷっくりと厚い唇も、長いまつげも、濡れた瞳も、カールした髪も、見えた下着も、全部油揚げである。つやがあり、うまそうな油揚げがモンローを作っていたのか、つまりエロスの原点は油揚げ、との結論が出た。翌日の各紙の一面記事、「性欲の減退のために油揚げを」


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