「ど、ど、どうしたんですかいったい?」
「投票しませんわ」
「なぜ?」
「投票する気にならない」
「そんな」
「わたしが投票したくなるような工夫が必要ね」
「といいますと?」
「たとえば、投票所にさつまいもを焼いておくこと」
「焼き芋」
「それがあればちょっと立ち寄ってみようかしらと思うからね」
「しかし、投票所はそういう場所ではないのでは?」
「だったら投票しないから」
「わかりました配置します」
「あと、投票所にはんぺんを置いておくこと」
「はんぺん?」
「ちゃんと白身魚でつくった上品なやつをね」
「はあ」
「それがあれば投票しようかという気になるわ」
「わかりました」
「あと」
「まだ?」
「何か?」
「いえ、どうぞ続けてください」
「バナナジュースを置いてない投票所はただの電話ボックスよ」
「なんですかその暗示的な言い回しは」
「バナナジュースを置く」
「はあ」
「それから、飴やチョコレートなども必要、すぐにパワーになるからね」
「マラソンの給食ポイントみたいになってきましたよ」
「走っていくんだから仕方ない」
「いや、走らなくてもいいですよ」
「走りたいの」
「はあ」
「そうだ、たすきを用意して」
「たすき?」
「誰かから受け取って走り出し、投票ポイントで投票し」
「投票ポイントて」
「色々補給して去っていく」
「ちょっと無理です」
「じゃあいかない」
「投票の自由じゃい」
「投票しませんわ」
「なぜ?」
「投票する気にならない」
「そんな」
「わたしが投票したくなるような工夫が必要ね」
「といいますと?」
「たとえば、投票所にさつまいもを焼いておくこと」
「焼き芋」
「それがあればちょっと立ち寄ってみようかしらと思うからね」
「しかし、投票所はそういう場所ではないのでは?」
「だったら投票しないから」
「わかりました配置します」
「あと、投票所にはんぺんを置いておくこと」
「はんぺん?」
「ちゃんと白身魚でつくった上品なやつをね」
「はあ」
「それがあれば投票しようかという気になるわ」
「わかりました」
「あと」
「まだ?」
「何か?」
「いえ、どうぞ続けてください」
「バナナジュースを置いてない投票所はただの電話ボックスよ」
「なんですかその暗示的な言い回しは」
「バナナジュースを置く」
「はあ」
「それから、飴やチョコレートなども必要、すぐにパワーになるからね」
「マラソンの給食ポイントみたいになってきましたよ」
「走っていくんだから仕方ない」
「いや、走らなくてもいいですよ」
「走りたいの」
「はあ」
「そうだ、たすきを用意して」
「たすき?」
「誰かから受け取って走り出し、投票ポイントで投票し」
「投票ポイントて」
「色々補給して去っていく」
「ちょっと無理です」
「じゃあいかない」
「投票の自由じゃい」
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