リッスン・トゥ・ハー

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宇宙のくつ下

2010-11-09 | リッスン・トゥ・ハー
「宇宙で開発しました」

「宇宙で?」

「そうです、わざわざいってきました」

「あなたが?」

「はい、わたしをはじめ、スタッフ20名が宇宙へいきました」

「あれ、そんな簡単に宇宙いけるっけ?」

「いけますよ、ヨドバシカメラ京都店の上にある」

「いや、ないでしょう」

「実際あったもの、行ってきてみたら?」

「絶対ないって」

「あるの、ふわふわ浮いてたんだから」

「何が?」

「いろんな物が浮いてた」

「例えばなに?」

「牛丼」

「なんで牛丼が宇宙にあるの?」

「それはただの、ヨドバシカメラの食堂エリアではなく?」

「食堂エリアってなに?」

「飲食店がひしめいているエリアでしょ」

「それは違うでしょう、宇宙で、牛丼が浮いてたの」

「牛丼の他には?」

「生卵もあった」

「やっぱ食堂エリア」

「紅ショウガも」

「牛丼屋ですか」

「豚汁も」

「豚汁セットですね」

「それに絵の具をかけた」

「なんで?なんで絵の具かけたの?」

「プカプカと浮かれやがって」

「浮かれてるわけじゃないですって」

「思い知らせてやったのだ」

「とばっちりやなあ」

「そういう浮かれた環境で開発したのです」

「宇宙感ゼロですね」

「ちなみに使用した食品は番組スタッフでおいしくいただきました」

「環境に優しい」


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