リッスン・トゥ・ハー

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長っ鼻に白地、軽快感はまるで竜

2010-10-27 | リッスン・トゥ・ハー
「なんていう軽快感だろうか」

「そんなに?」

「スキップしているようだ」

「へえ」

「いや、これは実際にスキップしてる!」

「それはないんじゃないの」

「いや、ほら、みて、今スキップした!」

「物理的に不可能でしょ」

「だって、実際にしているんだから!」

「またまた」

「ちょっとこっちきてみろってほら、見ろってあれ!」

「もう、まったくせわやかせるんだからどれどれ、てほんまや!」

「だろ」

「なんであれ、スキップできるんや」

「これがほとばしる軽快感だ」

「軽快感というよりは乗客大けがでしょ」

「なんで、あんなにぐんにゃりぐんにゃりしているのに」

「してるから大けがするの」

「シートベルトしてるから大丈夫だよ」

「してても、気分悪すぎるでしょう」

「あれで、500キロ出すからね」

「そんなもん、死傷者さえ出るで」

「ほら、早すぎてぐんにゃりがとまって見える」

「あかん、あのぐんにゃりのなかでシェイクされてる誰かもうあかんで」

「とまった!」

「中のひと大丈夫か!」

「出てきた!」

「ペースト状のもの!」

嫁いびりする姑にはならない

2010-10-27 | リッスン・トゥ・ハー
じゃ、どんな姑になるかって?そうねえ、嫁とね、一緒にお弁当つくるのね、それでピクニックに行きたいじゃない。近くの公園でいいの、ふたりで歩いて、でんぐりがえししたらもう到着するわ。お日様の温かい日差しをうけて鼻歌なんか歌いながらね、お話をしましょう。いろんなお話を、ヒガシのこともたまには話題にしてね。でんぐりがえししたらもう夕方よ。あら、たいへん、急いで帰らねば、ってお尻をぽんぽんとはたいて、ゴミはちゃんと持ち帰りますよ、でんぐりがえししたら家に着く。さあさあご飯つくらなくっちゃ、今日もおいしいご飯つくるぞって嫁とね、みそ汁を作ります。でんぐりがえししたら出来上がり。ヒガシがそろそろ帰ってくる頃で、それをふたりで待ちましょう。でんぐりがえししたらほらヒガシ、あの白い歯と、ふわふわな髪と、爽やかな笑顔を見せてくれるから。さああとはお若いおふたりだけでめくるめく夜を楽しみなさいとあたしは眠りますよ。でんぐりがえし。