リッスン・トゥ・ハー

春子の日記はこちら

戦闘中はぐれた犬

2009-11-13 | リッスン・トゥ・ハー
戦闘中はそんなことを言っている場合ではない。つまり、戦闘中にアイラブユーなどと会いを語り合う場合でない。なのに犬はそういうことを平気でやりよる。日本男子ならアイラブユーなどと気恥ずかしくて言えたものではないよ、なのに犬はそういうことを平気でやりよる。犬は帰国子女なのだ。生まれは日本であり、そこらへんのうすぎたない雑種で、まず愛そうなどとは考えない。むしろ、けり跳ばしてやろうか、に近い。なのに犬はそういうことを平気でやりよる。だからよけいに腹立たしい。誰にモノを言うとんのじゃ、とすごんでも犬、阿呆な表情でぽかんとしているだけ、さらにアイラブユー等を被せてくる始末。と犬のことを考えると、戦闘の緊迫感がさっと消え去るから不思議だ。同時にわき起こる勇気、俺は犬のために生きる。