リッスン・トゥ・ハー

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COVER GIRL/つじあやの

2008-12-17 | 若者的図鑑


強い癖はありません、さわさわ流れている鴨川の流れのように、立ち止まりつつ、なんとか流れていく。それがつじさんのうたの良さです。どこか曖昧で、弱気な男子をうたう、そのたたずまいから、ボブ、眼鏡、ウクレレ、思春期男子のそれ。アレンジを加えて音を重ねた東京サイドよりも、ウクレレ一本、京都のあらゆるところで弾き語る京都サイドのほうがその魅力がよくわかります。そして、何か極めたいと思っていたのですが、これしかないと確信しましたわたしはウクレレマスターとしての君臨すべく日々、鍛錬を積み重ねています。路上ミュージシャン通りでライブすること。そう、意味なく、飛び込もう。意味なくじゃないか、飛び込むことそれ自体に意味があるんだ。というわけで、わたしもあきらめられない部分を、悪あがきしてみて、飛び出す決意をひそかにした。いや、決意しただけです。他に何かするということもありません。ぼんやりと生きていくだけです。何も変わりません、しかし、とりあえず簡単にはあきらめない。そんな強い意志です。