リッスン・トゥ・ハー

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雨に降られて彼らは風邪をひきました3

2006-09-08 | 東京半熟日記
(26)

窓際。案内が数々あり、○○はこの方向にあります的な。そして、さすが観光名所。バリアフリー。文字の下に点字でも書いてあります。点字は読めませんが、どの方向にも地平線なのでしょうか、横一直線に・・・・・・・と点が並んでいます。ある方向だけ、

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・・・・   ・・・・

と出っ張っている。なんでしょう。これなんでしょうと、その方向に目をやれども、これと言って目立つものはなし。んん、なんなのだろう、不思議に思い案内文を読んでみた。ははん、富士山。その方向にもしも相当条件がよければ、運がよければ富士山が見えるのでした。私は、人差し指で点をなぞり、その出っ張りを確認し、目を閉じてみる。はっきりと、富士山が、実際に詳しく見たことがないので、ものすごい細部はてきとーだけど、はっきりと富士山が頭の中に飛び込んできて、綺麗だった。とても、鮮やかで、だから富士山は偉大なのだと、その時思ってしまったのです。いっしょにでてきた、なすびや鷹はご愛嬌。創造力ないねんもん。イメージといえばそれぐらいやもん。しかし、めでたいよ、なんか急激にめでたくなったよ。と小躍りしながら、フロアー内を行ったり来たりで、時間がたつのも意外と早い。