潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

六ケ所で臨界事故を想定し実践的な防災訓練

2006年07月29日 | Weblog

 2006/07/29(土)デーリー東北
 六ケ所で臨界事故を想定し実践的な防災訓練(2006/07/29)
 青森県と六ケ所村は二十八日、同村の六ケ所オフサイトセンターを主会場に、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場で臨界事故が起こった―との想定で原子力防災訓練を行った。
参加者には事故状況などのシナリオを事前に知らせず、臨機応変の対応を求めた訓練方式を導入し、原子力事故への対応をあらためて確認した。
 訓練には、国の原子力安全委員会や経済産業省、県、日本原燃などの関係者、地元住民ら合わせて約四百八十人が参加。再処理工場の前処理建屋の溶解槽で臨界に達し、大量の放射性物質が主排気筒から屋外に放出された―との想定で実施された。
 再処理工場から半径五キロ圏内にある二又地区の住民と一時滞在者役の村民は、バスで村文化交流プラザ・スワニーに搬送され、放射能汚染がないか測定を受けた。
 再処理工場内で負傷し、体の一部に汚染が確認された作業員は、臨時ヘリポートの大石総合運動公園陸上競技場で、救急車から県防災ヘリコプター「しらかみ」に移され、弘前大医学部付属病院に運ばれた。
 一時滞在者役で参加した千歳平地区の男性(55)は「訓練は初めての経験だったが、(原子力事故は)なんとなく怖い感じ。施設の五キロ圏内だけでなく、広く村民を対象にし、万が一の事故への対応について意識させるべきだ」と話していた。
【写真説明】
救急車から県防災ヘリに放射能汚染されたけが人を移す救急隊員ら
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/07/29/new06072907.htm