潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

瀬戸内海にある音戸ノ瀬戸

2006年06月13日 | 

 今朝のNHKニュースで瀬戸内海にある音戸町(倉橋島北部)と呉市南側半島警固屋町との間にある狭水道である、音戸ノ瀬戸を放映していました。

 『音戸ノ瀬戸は、平清盛が、厳島への参詣ルートを短縮するために切り開いたと伝えられています。難工事を進めるにあたり、人柱の代わりに、お経を石に一文字ずつ書いて海底に沈め、工事を完成させたという話も伝わっています。
 平安時代の後期、音戸ノ瀬戸の周辺は、八条院の領地であった安摩荘(あまのしょう)に属し、実質的な支配者は、清盛の弟の平頼盛でした。頼盛は、1179年、収入の一部を厳島神社にも寄進しており、平氏ゆかりの土地だったのでしょう。』とのことです。