むつ湾へ流れる川内川は、新緑や紅葉が色鮮やかに川面を染める美しいところで、瀬や淵、滝などを刻む渓谷は、ヤマメやイワナの格好の住処です。この川には、下流から『あじさい橋』、『セキレイ橋』、『あすなろ橋』と川内町の花鳥木にちなんだ三つの橋がかかり、陶芸センターを起点とし、ふれあい温泉川内までの約4.4kmの川沿いに遊歩道が整備されていて、山菜採りやハイキングの人達を楽しませています。
また、川内町の奥座敷である湯野川郷は、四方を緑の山に囲まれ、春は新緑、秋は紅葉の景観を誇る処です。ここには「湯野川温泉」があり水上勉の小説「飢餓海峡」で紹介され、一躍有名になった映画「飢餓海峡」にも登場した静かなたたずまいの山の湯で、ひなびた雰囲気が旅の疲れを癒やします。