ブログ小説

２話

 

　男は妻子にカミングアウトするかで悩んでいて、それは鬱病を発症させるほど悩んでいた。そして男の脳裏に浮かんだのが「離婚」だった。妻と別れて女として生きて行くか、このまま隠して生きるか。

男の仕事はタンカーの乗組員。仲間たちは男が船内で女装しているのを承知で、仲間たちから無理やり口づけされたり尻の穴に硬い肉棒を入れられたりと男は完全に船内では「女」なのだった。

男は乳房も欲しかった。費用は隠れて貯金していて、いつでも豊胸出来る状態だったが、妻子の反応は恐らく冷たい視線だろうと思って居て、中々豊胸出来ずにいた。

男の自宅の部屋には女物の下着やパンストに衣類があって、一人の時は当然、女になっていた。だが妻子に見つからないように鍵のついた大きめのバッグがベッドの横に置いてあった。

白いパンティーはフリルがふんだんに使われていて可愛い代物だったが、男は数十枚のパンティーの他にスキャンティーも保持していた。そして男は妻にカミングアウトしたものの、なんと!!　妻は知っていたらしかった。

それからと言う物、子供が学校へ行ってる間、リモートで仕事中も女になっていた。そして妻は男のためにミニスカートを買ってプレゼントしてもくれた。しかも男の性転換にも賛成してくれたが、実は妻はレズだったのだ。

妻もまた男にカミングアウトする機会を狙っていたのである。