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石破茂はこのまま永田町から追放されるのかもしれない 残酷だが、これが政界の現実

2018-08-21 16:49:39 | ニュースまとめ・総合
石破茂はこのまま永田町から追放されるのかもしれない 残酷だが、これが政界の現実



2018年8月21日 7時0分

現代ビジネス

波乱は起こるかもしれない。だが、このまま一騎打ちになるのだとすれば、安倍は「一強」に歯向かおうとするこの男を、完膚なきまでに潰したいと考えている。反乱者に待ち受ける代償とは何か?
「陰のドン」の余裕

8月1日午前10時、平河町・砂防会館。黒のクラウンから姿を見せた男の表情には、余裕が漂う。

――週刊現代ですが、石破さんへの支持は?

「えっ?いや、なんにも、なんにもそういうことはね……」

かすかに口元をほころばせた男は、総裁選に向け、本格的に動き出した。

青木幹雄、84歳。政界引退後もなお、毎週水曜日、砂防会館別館2階にある事務所への「出勤」を続けている。

麻雀卓のおかれた部屋で、自民党参院幹事長の吉田博美を通じて「指示」を出す。いわずと知れた、竹下派と自民党参議院の〝陰のドン〟である。

'07年の参議院選挙で歴史的大敗を喫し、参議院議長の座を逃した。時は第1次安倍政権。自分の顔に泥を塗った安倍を、ドンは信用していない。

青木は、参議院のみならず竹下派全体で、石破支持に動こうとしている。石破にとって、今は青木の支援だけが頼りだ。

ちょうど同じ時間、本誌記者は、石破茂と議員会館で向き合っていた。

――安倍総理の3選が有力で、石破さんは劣勢だと報じられている。

「そうですね。でも自分を振り返っても、中選挙区時代は『劣勢』とか『落選』とさんざん言われていた。'90年の選挙は消費税の是非を問う総選挙でしたが、私は『消費税は絶対に必要だ』と言って出馬して、落選確実だと言われました。

でもトップ当選だった。選挙は、自分で努力しなきゃ駄目ですし、最後の最後までわからないんですよ」

――安倍総理の多数派工作を前に、石破さんだって、安倍さんに歯向かえば「干される」でしょう。

「『干してやる』とか『今ごろ遅い』とか、官邸や自民党の主流派幹部が言っているという。

私が知っている自民党は、同志に対してそんなことを決して言いませんでした。それじゃまるでパワハラです。選挙民が選んだ国会議員に対して、あまりにも傲慢で不遜だと思う」

――安倍政権に問題があると思う議員は多いが、みんな怖がっている。

「やはりみんな選挙区の期待があるから、取り立ててもらいたいでしょうし、選挙でも比例の上位に入りたいと思う。不遇を恐れれば萎縮するでしょう。自由闊達に、勇気をもって議論する風潮が、失われつつあると感じています」

石破の言うとおり、安倍はあの手この手で、石破包囲網を作り上げようとしている。安倍は側近議員にこう話している。

「石破が総裁選で3割以上の票を取ることは、なんとしても阻止したいんだ。8割から9割を自分がとって、二度と石破が立ち上がれないようにする。小泉(純一郎)さん流に言えば、『石破をぶっ潰す』だよ!」

石破と安倍の遺恨は、ちょうど11年前にはじまる。'07年8月、第1次安倍政権の末期に、真っ先に「安倍おろし」ののろしを上げたのが、石破茂だった。安倍は先の側近議員にこう漏らしている。

「参院選の大敗時に、石破が『辞めるべきだ』なんて言い出して、後ろから鉄砲を撃たれた。石破だけは絶対に許さない」
安倍は絶対に許さない

当時の自民党代議士会でも、安倍の目の前で石破はこう発言している。

「首相は『反省すべきは反省する』と言ったが、何を反省し何をどう改めるのか、はっきりさせるべきだ!」

結果的に、安倍は体調不良で総理の座を投げ出した。安倍にとって、石破は一貫して憎悪の対象だ。この1年間、モリカケ問題で石破が自分を批判し続けてきたことも、「後ろから鉄砲を撃つ」ことの再来なのだ。

Photo by GettyImages

「石破をぶっ潰す」ために、安倍はなりふり構わない。とりわけ、地方票対策だ。

'12年の総裁選では、地方票300票のうち、石破165票、安倍87票。36都道府県で石破に負けている。

そこで安倍は、4月20日の山口県議を皮切りに、8月1日の浜松市議にいたるまで、16都道府県の地方議員と連続で面会。さらに4月から大阪府、北海道、滋賀県、埼玉県と地方を月1回訪問、地方県連の幹部たちと直接相対している。

地方議員が宴会をやっていると聞けば、側近議員を訪問させ、酒を差し入れさせるなど、その行動は用意周到である。

石破派の代議士・後藤田正純は顔をしかめる。

「官邸の露骨な切り崩しはあるよね。6月24日に、無派閥の愛知治郎参議院議員(宮城県選出)のパーティーに石破さんと俺が出席したときも、その話を官邸が事前に聞きつけ、わざわざ10日ほど前に総理が自民党宮城県議団と官邸で面会したんだ」

石破とて、手をこまねいているわけではない。

――地方をまわっていての感触は?

「昨日も兵庫に行ったんですが、新幹線に乗っていても話しかけられることがとても多くなりました。なにかおかしいんじゃないか、っていう思いは国民の中にもあるんじゃないでしょうか」

とはいえ、地方票をどう制したとしても、議員票での闘いは、限りなく厳しい。細田・麻生・二階の3派に加え、岸田派も安倍支持を打ち出したからだ。
石破派は草刈り場に

そこで焦点は冒頭の青木幹雄になる。7月25日、青木は参院幹事長の吉田博美に「石破で行け」と指示した。約1週間後の31日に青木と会った派閥会長の竹下も、「安倍に歯止めを掛けるためにも、石破に闘わせたほうがいい」と命じられている。

「派閥内でも安倍シンパの茂木敏充や山口泰明は安倍にまわるが、拘束はしない。だが参議院のみならず竹下派の石破支持は堅い」(竹下派議員)

むろん、青木とて、現段階で石破が勝つとは本気では思っていない。

「青木さんは『本格的に動くのは、総裁選が終わってからだ』と言っています。来年の参院選では自民党の議席減は確実で、野党が統一候補を立ててきたら勝てない。

安倍が3選されても、『支持率が落ちれば、お前を替えるよ』というブラフをかけ続け、参議院竹下派の干し上げを牽制しているわけです」(自民党幹部)

ドンの動きは老獪だ。青木幹雄は岸田派のドン・古賀誠や、石原派のドン・山崎拓とも頻繁に接触している。竹下派に加えて、2派の一部が加われば、勢力図は変わる。

何より、石破に近い小泉進次郎が動くならば、可能性は出る。石破に進次郎のことを訊ねた。

――小泉進次郎さんとは政策的にも協調できるのではないか?

「当選1回の若手だった6年前の進次郎さんと、今の進次郎さんでは立場も違う。私が幹事長時代には青年局長として、どんな離島にも選挙応援に入ってくれた。

そういう積み重ねがあり、当選4回の筆頭副幹事長、中堅幹部になられた。その彼が今の自民党をどう思うのかということでしょう」

進次郎からの支持を待ちわびる声にも聞こえたが、その真意はわからなかった。小泉進次郎は、8月上旬からインドに外遊する。ここで「石破支持」を打ち出せば、状況は一気に変わる。安倍も、「怖いのは進次郎だな」と周囲に語っている。

だが、いま、本気で動きはじめている石破を、安倍は絶対に許さない。それは、安倍自身が衰え始めている自分の力を自覚しているからでもある。政権幹部はこう語る。

「総裁選後、石破についた連中は徹底的に干される。重要ポストは与えない、参議院ならば来年の選挙の第1次公認から外す、といったことだよ。人事は総裁選の論功行賞をもとに行う。そうしないと、安倍さん自身も求心力を保てないだろう」

Photo by iStock

石破の政治生命は、総裁選で負けるにしても『どれだけの差で負けるか』にかかっている。

地方票で8割をとるようなことがあれば、安倍にダメージを与え、「次の次」の有資格者だ。だが、地方票でも大きく水をあけられてしまえば――。

ある細田派議員は、「石破は安倍さんに『丸焼き』にされるだろう」と言う。

「総裁選後、石破の無役は当然だが、石破派そのものを徹底的に草刈り場にするね。

プライドの高い政策通が多いから、彼らを部会などでも若手議員の下につけて『冷遇』する。『石破派なんかにいてもどうにもならない、こっちに来い』と引き抜きを行えば、石破派は一人ずつ奪われ、派閥としての体をなさなくなる。

来年の参院選では石破派から新人擁立が困難になり、『石破はもう終わった人』というイメージが定着する。事実上の『永田町追放』だよ」

これが残酷な現実となるかどうか、残り1ヵ月半が見逃せない。
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