navikuma のブログ 陽炎のようにゆらめく景色のなかを走行中です。

ユーラシア大陸の端っこからのたわごとです。

バルセロナの回転寿司にて

2007年04月19日 | 日記
日本へ一時帰国した時まず一番最初に入る食いもの屋は回転寿司です。
注文したりそれが出来上がるのを待つ時間が事実上ゼロでしかもおいしく手ごろなお値段ですからついついそこへ足をはこぶことになります。*(ニヤ)*

所は変わっておととい仕事で出かけたバルセロナでのお話です。

日曜日の夕方のフライトで到着しさてチェックインした手荷物を受け取るために表示画面に記されている番号のベルトコンベヤーのところで待っていたのですがいつまでたっても自分の荷物は着きませんでした。
待つこと約20分,諦めて紛失荷物の対応をしてくれるカウンターへ行ってさらに順番を待つこと1時間強,やっと紛失届けをかいてもらった。*(激怒)**(最低)*

予定より2時間以上遅れてレンタカーを受け取りバルセロナの街中にあるホテルへ到着したのが夜の10時半ごろ。

手荷物が行方不明ではあるが,さて寝るところだけはは確保したので今日を締めくくる一番大事な食事をとすぐにホテルの近くにあるよく知っている日本食レストランへ行ってみた。
ところが残念ながら定休日(日曜日ですよ)で閉店でした。

ちなみにここのレストランは通常夜9時ぐらいから開店営業を始める。


そこではといつかその界隈を通り過ぎた時覚えているやはり日本食らしき構えの小さいお店を探したら幸運にもすぐ近くにあった。

”Restaurant / Buffet
Japones【 Kirin/麒麟/キリン】という看板がかけられていました。

客入りは1/3ぐらい中に入ると奥が深く広くなっている。
ビュフェッかレストランかとスペイン語で聞くので一人だと行ったら入り口近くの二人がけテーブル席に案内された。*(はてな)*

飲み物をオーダーしがてらメニューを頼んだらなんと写真入メニューが来た。
あんまり品揃えが多くないようだが...

レストランにしてはちょっと雑然としている感じがした。
さらに2組のお客が入ってきて私の後ろの席に座ったのが判った。

ウエイター(中国人らしきお方)を呼んで選んだ料理をオーダーしようとしたら再び”ビュフェッかレストランか?”と言われた。
”どっちでも好いからとにかくこれとこれが食べたいんだ!”と言ったら,これとこれはオーダーできるけどそれとあれはブュフェッだという。???
どうにも府に落ちないのでブュフェッはどこかと辺りを見回してみたがどうも判らない。*(!?)**(汗)*

というやりとりをしているうちに右手に設置されていたあの回転寿司コンベア(その時始めて気がついたがそれまでは何にものっていなかった)が突然動き出し雑多なものが小皿に乗って廻りはじめた。*(驚き)**(トロ)*

え~と,キャベツの千切りサラダ,昆布の千切りオリーブオイル和え,揚げ餃子,揚げ饅頭,たこの薄切りオイル和え,ミニ春巻き,コロッケ,焼きそば,チャーハン,いんげんの油いため,鮭の焼き魚,イカの茹でたもの,焼き鳥串刺し,レバー揚げ,から揚げ,桜海老の揚げ物,バナナの揚げ物,シュウマイ,ロース肉片の揚げ物,
そしてやっと待望ので同時に唯一の寿司である 鮭の巻きずしとマグロと鮭の握りが。
おっと,それと”わさびのてんこ盛り”です。*(ジロ)*

中華料理の飲茶とスペイン料理のタパス(小皿料理)のなかに埋もれた寿司を発見するがごとき品揃えです。

その数少ない寿司を含む幾皿かをとって食べているうちに別にオーダーしていた天ぷらの盛り合わせと味噌汁が運ばれてきました。
その味噌汁はお椀ではなく茶碗に入れられていて木製のスプーンが添えられていました。味はインスタント以下だったな。

ただてんぷらは日本のものにけっこう近い味で量も大目でした。*(汗)**(汗)**(最低)**(グッド)*

でお会計は24ユーロ=¥3700でした。

ここは日本人スタッフが誰もいない日本食レストラン(=回転寿司と言う看板を掲げている)でバルセロナには他にもこのような日本食レストランが何軒かあるようです。

日本人の期待には添うことができないメニューと味ですが,地元の人たちには結構人気があって私が食事を終わる頃にはさらにお客が入って賑わっていました。

期待と失望とまたわずかな希望とそこそこの満足が錯綜したバルセロナ回転寿司の夕べでした。
日本の回転寿司を思うと”所変われば品変わる”の句が浮かんできます。
*(涙)**(ニヤ)*