自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

「発達障害」3

2022年02月19日 | がんこおやじ
私に言わせれば物忘れと集中力は一つのものの裏表だと思う。こんな感じだ。
 頭を容器とし、その中にビー玉のような玉が赤と白、混じっているとしよう。普段は混じり合って遠目にはピンクのように見えるが、何かに集中すると赤い玉が磁石に引かれるように1箇所に集中して、そこが真っ赤になる。その結果他の場所が白くなる。
 私が忘れ物をするときは大抵物事に集中している時で、考え事をしたり、観察をしたり、何かを作ったりしている時だ。ふと何かを置いて、後で回収しようと思うのだが、集中していると、置いたことはすっかり頭から消えている。脳の中の忘れ物をしないようにと考える部位が真っ白になっているからに違いない。だから置いたものをそのまま気づかないで立ち去ってしまう。
 そういう者からすると、忘れ物をしない人というのは、あまり集中しない、あるいは、できないのではないか。頭が赤や白にならないで、いつでもピンク、何かするときも、濃い目のピンクと薄めのピンクにしかならないのではないか。世間にはこういう人が多数を占めるから、これを「普通」とか「まとも」とかいう。
 忘れ物をするのを「ボーッとしているから」というが − そしてそれはあまり否定できなくもあるのだが − それは集中もできないで忘れる人に限定してもらいたい、と健忘症は負けず嫌いをいう。

コメント
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