自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

4月7日の多摩森林科学園 ミミガタテンナンショウ

2014年04月26日 | 多摩森林科学園
森の中にテンナンショウがたくさんありました。これはミミガタテンナンショウという種で、一番早く出て来ます。仏炎苞という筒があって、その左右が大きく広がっているのを耳とみた名前です。去年、この植物を一生懸命調べた学生がいました。若いあいだは雄ですが、大きくなるとメスになるという変わった花をもっています。雄の花ではこの筒のなかに入った昆虫が下の隙間から出られるのですが、雌花では出口がないので、昆虫は中で死にます。ヘビをイメージするので、マムシグサという種もあり、気味悪がる人がいますが、私はなかなか味があると思い、気に入っています。



「耳」が張り出しているのがわかります。


この花はメスでした。ブレてすみません。

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