四季・彩

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高輝度階調優先

2011年06月22日 | Camera
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一部のプロも勧めるこの機能、果たして私の撮影スタイルで必要なのかどうか、検証してみる事にしました。それと、高輝度階調優先を使うと、撮影最低感度がISO200になってしまうので、ISO100がベストと結論を出した私としては、感度を妥協してまで使うメリットがあるのかどうかも注目点です。

○撮影条件
Canon EOS 7D
Canon EF28-70mm F2.8L USM
1/50sec. AE C-PL Tri-Pod
(左からノーマル、Dレンジオプティマイザー、高輝度階調優先)

白い花の白飛びを防ぐ効果は確かに認められて、ノーマルとDレンジオプティマイザーでは飛び気味の白い花の階調が保たれています。ここまでは良いのですが、同じ写真の中の陰になる部分を見てみると、ノーマルとDレンジオプティマイザーでは葉っぱの緑が残っているんですが、高輝度階調優先では色が無くなって灰色になってしまっているのが分かると思います。

事前に予想していた事ではあるんですが、「高輝度階調優先」=「低輝度階調切り捨て」という事で間違いないようです。いくらデジタルカメラが進歩したとは言え、14bitの中で扱うデータ量は変わらないはずですから、その中でどこかを犠牲にしなければならないという事でしょうね。それでもメリットがある人は使えば良いし、私の様に低輝度部が潰れるのを嫌う人間は使わなければ良い、という事ですね。加えて撮影感度をISO100に出来ないのも不満ですし。

因みに、Dレンジオプティマイザーの効果を「弱め」でテストしたので、同モードの効果は出にくかったのかも知れません。現像ソフト「Digital Photo Professional」でいじってみると、明暗の差がかなり圧縮された映像になるので、これも「用途によっては」という事になりますね。
コメント
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