トリからキノコ 自然見て歩き

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アリ

2018-02-02 | 虫類


樹皮を剥がしたらゴソッとアリだった 成虫・幼虫で越冬する

アリは1つのグループとしてはもっとも繁栄している昆虫で とにかく個体数が多い
例えば北海道の石狩平野には 働きアリだけで3億匹を超えるエゾアカヤマアリ生息していると言う

アリは生物種の中で最も多くの外分泌腺を持つと言われる ここから様々な化学物質が分泌される
エサを見つけたアリは 道しるべフェロモン と言われる揮発性の化学物質を腹端などから分泌し 地表に残しながら巣に戻る
他のアリはこの匂いを触角でキャッチして餌場に向かう

アリ同士のコミュニケーションにも 化学物質を使う
触角でお互いの体に触れ 体表ワックスの成分を確認する
昆虫の体は体表ワックスと呼ばれる油性分でコーティングされ 外部の水を弾いたり 体内の水分蒸発を防いだりしているが アリは仲間とそれ以外を区別することにも利用している
体表ワックスの成分は アリの種によっても異なるが 同じ種でもコロニーごとに成分比が違っていて仲間かどうかわかるという

アリの変わった 不思議な生態はまだまだありそうで興味は尽きない
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