木々が落葉するこの時期に、とても目立つようになる植物があります。
それはヤドリギ・・・
この一枚は宇治のエノキの大木に付いたヤドリギです。
(11月初めに撮ったので、まだエノキの葉が付いています)
ビャクダン科ヤドリギ属で、エノキやサクラなどの落葉樹に寄生します。
宿主の木から水分や養分をもらうとともに、自分自身でも光合成を行う、半寄生の常緑低木です。
京阪宇治駅から宇治川右岸を少し上流に行ったところにあるこのエノキ。
上流側から近づくと、こんな感じに見えてきます。
近づくと・・・
もう少しズーム
まあよくこんなに同じ木にゴロゴロくっ付いたと思いますが、それには秘密があるようです。
12月中旬に行ったときに、別の木(トウカエデ)にくっ付いていたヤドリギ、アップにしたら黄色い実が見えました。
この実にヤドリギの繁殖戦略が隠されているようです。
ヤドリギの実はヒレンジャクなどの鳥に食べられ、種は消化されずにそのまま出てきます。
そこまでは普通の実と同じなのですが、ヤドリギの実には非常に粘っこい粘液がついていて、鳥のお尻にくっついてしまうそうです。
気持ち悪いので、鳥はそれを木の幹にこすり付けて取ろうとします。
それがそのまま木の幹にくっついて発芽して、このようなヤドリギに成長するというわけだそうです。
なるほど!
ヒレンジャクなど集団行動をする鳥が一斉にそれをしたら、同じ木に沢山のヤドリギがつくわけです。
ところで、同じようにアップで見ても全然実が付いていないヤドリギもありました。
調べてみたら、雌雄異株だそうで、納得です。
宿木といえば、源氏物語宇治十帖の五帖に「宿木」という巻がありますが、こちらはこのヤドリギではなく、ツタの古名だそうです。
また、西洋ではヒイラギと並んで、ヤドリギがクリスマスの木だそうで、冬でも青々している姿が縁起がいいとされているそうです。
調べてみると面白いですね!
最後に、今の時期の日暮れ時のヤドリギ。
空に墨を撒き散らしたような姿にちょっとドキッとしました。
それはヤドリギ・・・
この一枚は宇治のエノキの大木に付いたヤドリギです。
(11月初めに撮ったので、まだエノキの葉が付いています)
ビャクダン科ヤドリギ属で、エノキやサクラなどの落葉樹に寄生します。
宿主の木から水分や養分をもらうとともに、自分自身でも光合成を行う、半寄生の常緑低木です。
京阪宇治駅から宇治川右岸を少し上流に行ったところにあるこのエノキ。
上流側から近づくと、こんな感じに見えてきます。
近づくと・・・
もう少しズーム
まあよくこんなに同じ木にゴロゴロくっ付いたと思いますが、それには秘密があるようです。
12月中旬に行ったときに、別の木(トウカエデ)にくっ付いていたヤドリギ、アップにしたら黄色い実が見えました。
この実にヤドリギの繁殖戦略が隠されているようです。
ヤドリギの実はヒレンジャクなどの鳥に食べられ、種は消化されずにそのまま出てきます。
そこまでは普通の実と同じなのですが、ヤドリギの実には非常に粘っこい粘液がついていて、鳥のお尻にくっついてしまうそうです。
気持ち悪いので、鳥はそれを木の幹にこすり付けて取ろうとします。
それがそのまま木の幹にくっついて発芽して、このようなヤドリギに成長するというわけだそうです。
なるほど!
ヒレンジャクなど集団行動をする鳥が一斉にそれをしたら、同じ木に沢山のヤドリギがつくわけです。
ところで、同じようにアップで見ても全然実が付いていないヤドリギもありました。
調べてみたら、雌雄異株だそうで、納得です。
宿木といえば、源氏物語宇治十帖の五帖に「宿木」という巻がありますが、こちらはこのヤドリギではなく、ツタの古名だそうです。
また、西洋ではヒイラギと並んで、ヤドリギがクリスマスの木だそうで、冬でも青々している姿が縁起がいいとされているそうです。
調べてみると面白いですね!
最後に、今の時期の日暮れ時のヤドリギ。
空に墨を撒き散らしたような姿にちょっとドキッとしました。
ヤドリギに来るレンジャクのことをmamasanに教えていただいて以来、見てみたいな~と思っています。
もうちょっと近い場所にあったらいいのですが、なかなかそんなラッキーなタイミングにはめぐり合いません。
それと、クリスマス=ヤドリギということを知っていらっしゃたのもさすがですね!
欧米では当たり前なんでしょうね~^^
今回の記事を書くために調べて初めて知りました。
mamasanも年末お忙しくされていることと思います。
私は29日まで仕事なので、もう何も出来ないと開き直っています(笑)
多分、可能な限りブログには書き込む予定なので、よかったら小休止のときにでも覗いてみてくださいね^^
色々大変なお年だったんですね。
そんなときでも鳥を見る心が忘れずに過ごされていたのはさすがだと思います。
ヤドリギは杉玉にも見えますが、確かに鳥の巣のようにも見えますね。
私もmamasanに教えていただくまで、鳥が食べに来るとは知りませんでした。
(それどころか、実が生ることも知らなかった^^;;)
色々勉強になりました。
ヤドリギはもともと、大木だったのに、イエス・キリストの十字架の材料に使われていたことを恥じ、他の木に寄生してはえる小さな木になった、とか、ヤドリギの木の下のキスの伝説とか、いろいろありますね。
私が、ヤドリギを見てテンション上がるのは、レンジャクに会えるのではということです。
今年も、アムール川超えてやってくるレンジャクを心待ちにしています。
素敵なクリスマスを
寒くなりましたね、お元気そうで何よりです。ヤドリギは見たことありますが、鳥の巣かと、勘違いしていました。流石樹木博士のなつみかんさん流石に詳しいですね、
色々な説も有り、勉強になります。
ここの所不幸続きでまいりましたよ、そんな歳まわりになっています!
いつもお立ち寄り頂き、コメントありがとうございます。
よいお年を!来年もよろしくお願いします。
年賀状書きお疲れ様でした。
私は未だ道半ばです・・・
造り酒屋さんの店先にこのような感じの杉玉、今でもぶら下がっていますよ^^
宇治のお隣は酒どころ、伏見なので、少し歩けば見られます。
杉の代わりにヤドリギがぶら下がってたらちょっとびっくりですけど。
(西洋では縁起がいいらしいですが)
アブリルさんの去年の投稿、拝見しました。
すごい!すごすぎる!!
これほどくっついたら、もはや元の木が何かわかりませんね。
まさに、やどり木という木のようです。
沢山の渡り鳥が一斉にお尻にくっついた種をこすりつけた様子を想像するとちょっと笑えました。
アブリルさんのコメントを拝見する前は、「エノキ、元気そうだし大丈夫だと思いますよ~」と思っていたのですが、どうもそうでもなさそうですね・・・
私がこれまで見た中でも、これほど大量のヤドリギにひっつかれた木はありません。
危うし!エノキ!
でも良く考えたら、エノキが枯れちゃったら、ヤドリギも枯れますよね。
深謀遠慮じゃなくて、浅慮ですね^^;;
先日は コメントを頂き、ありがとうございました。
やっと年賀状の印刷を終え、ホッと一息しています。
宿り木 って凄いですね。ぼんぼりの様な塊となっている様子は、
映画で見た昔の宿屋の軒下に、このような形をした「杉玉」が吊されていました。
こんなのは、古過ぎるのでしょうか。ね。。
ヤドリギの季節になりましたねぇ
私の住んでる岡崎市の岡崎公園まえの乙川堤防の
エノキ、サクラにも ヤドリギがいっぱいです(^^
http://blog.goo.ne.jp/avril_kanabun/e/0406e657b52b7e60fb426131a55cb870
ヤドリギの実は 抗がん作用があるとか?
食べてみました。ゼラチンみたいで味はなかった
ですけど。
ところで、他の方が心配されている 宿主の木が
ダメージを受けないのか? という問題ですが、
ヤドリギの根っこに巣食われた枝は そこから
先は栄養が行かないので 枯れてしまうことも
あります。実際 私がヤドリギの果実を食べる
ことができたのは そうやって折れて落ちてきた
枝についていたヤドリギだったのです(+o+)
ヤドリギの繁殖戦略を読んで、何という高等戦略家だと感心しました。
鳥にお尻に粘液を付けて、それを取ろうとする鳥を利用して、他の木の幹から栄養を吸収し繁殖するとは天晴です。
でも、寄生された木の側から見ると、何か得るものがあるのでしょうか?
もし、無いのであれば、人間的倫理観から見ると、ヤドリギは深謀遠慮を弄する悪者と言うことになります。(笑)
いや、彼らは自然界の摂理に従って生きているわけですから、人様がとやかく言う問題ではありませんね。(^^ゞ
特にスマホだと最初に書いた文章がスクロールしないと見えないので、面倒くさがりの私は、書き間違えたまま投稿。
あとで、ガーン。
同類いらっしゃって、ホッ
ヤドリギがたくさん付いた木を見ることはありますが、ここまで折り重なるように生えてるのは珍しいです。
エノキ、大変そうに見えますが、自分の実もたくさんつけて元気一杯です(≧∀≦)
逞しいお父さんのような木ですね。
ますます好きになりました(^O^)/♪
お忙しいでしょうに、見にきてくださって有難うございます!
ヤドリギは今の時期、あっちでもこっちでも目に付いて気になる木です。
渡り鳥が食べに来ると聞いていたのですが、今回調べてみて、鳥の落し物が繁栄の秘訣と知りました。
面白いですね〜♪
ちなみに、くっついていても宿主には影響ないようですよね 。
花は私も知りませんでした。
で、ネットで見に行きましたが、結構可愛いですね!
来年探してみます(^O^)/
私も間違いました。
榎木をエゴノキと書き間違いました。
面白いですね~宿り木!
こんなに沢山、宿られてもエゴノキは平気?なのかしらね~
凄い懐の大きいエゴノキ。
動物の世界では宿られ宿っても相互に助け合っているそうですが、エゴノキも何かしらのメリットもあるのでしょうね~
不注意でよく間違えます。
すみませんでした。
ヤドリギは見たことはありますが、こんなに詳しくは知りませんでした。
冬でも青々しているなんて!
こんなにゴロゴロ同じ木にくっついているのは初めて見ました。
食べた鳥がお知りに付いた種をこすりつける…面白いですね。
こんなに沢山のヤドリギが付いても、エノキには影響が無いんでしょうか?
ヤドリギは自分でも光合成するそうですから大丈夫なのかな。
実がなるってことは花も咲くんですね。
…ここでネットでヤドリギの花を見て来ました。
雌花は不思議な形はですね。
ヤドリギの話、とても面白かったです。
有難うございました。