なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

早咲きのツバキ色々・・大阪市大理学部附属植物園2022/1(4)

2022-02-01 06:33:42 | 植物

今日から2月です。
気候もコロナ状況もちょっとでも春に向けて上向いてきますように・・・

ということで大阪市大理学部附属植物園特集、最終回の今日はツバキです。
気を持たせてな~んや、かもしれませんがとりあえずご覧くださいませ~

大阪市大理学部附属植物園には主に2か所ツバキの咲く場所があります。
ひとつはユリノキ広場の横手のツバキ山。もう一つが花木園です。
まずはツバキ山からです。
遠目にはまだほとんど緑一色ですが、近づくとぽつぽつ花が咲いているのが見てとれます。
最初に目についたのがこの黄色い蕊が豪華なツバキ。
樹名板には「蜀紅錦」の名が。


すこし蕊が傷んでいるのが残念ですが、一重のツバキの中ではかなり豪華な部類のように見えます。
お隣にあった絞りのツバキ。
こちらもなかなか綺麗ですが、樹名板がありませんでした。
とりあえず入り口でいただいた開花情報に書いてある品種名を片っ端から検索。
その結果・・・「無類」か「花見車」のどちらかかなと。
花弁がそれほど多くないように見えるので、エイヤっで、花見車ということで・・・



つづいてこちらはユキバタ。
残念ながら花弁も蕊も傷んでいますが、咲いていた証拠に・・・


一番綺麗だったのがこのピンク色の八重のツバキ。
乙女椿よりは花弁数が少ない感じで、蕊も見えていました。
こちらも樹名板がありません。


大阪市大理学部附属植物園×ツバキで検索したら、なんと植物園のツバキ検索サイトがありました!
「春蜀紅」というツバキのようです。名前も素敵ですね!


最盛期には豪華に咲く「照緋紅吹詰」もこの時期は寒くてまだ縮こまっていますね。


ここまでがツバキ山の様子です。
想像ですが少し暖かくなった時に咲き始めたものの、その後の雪や寒波で傷んでしまったのでしょう。
2月に再訪すべきかと思いました。
次に、花木園の方のツバキの様子です。

その前に、ツバキについてのおさらい。
ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。
日本にはヤブツバキとユキツバキの2種類の固有種が自生しています。
ヤブツバキは北海道以外の海岸沿いや山地を中心に、ユキツバキは寒冷地に普通に生えており、馴染みの植物です。
現在みられるツバキの品種は室町時代から偶然あるいは品種改良によって生み出されたものが多いそうです。
特に、江戸時代には様々な品種が作り出され、人々に愛されました。
咲き方ひとつとっても色々な呼び方があり、調べ出したらきりがありません。
そういう点では、バラに似ていますね。

では続きいってみましょう。
最初は、ツバキ園と花木園の両方でみられたこちら。
色も姿も愛らしくて、気持ちが明るくなるツバキです。
その名も「笑顔」!



ちょっと寒そうですが・・・


一番早く咲き始める品種で、落ち葉に落ちた花も絵になります。
今回は寒さのせいでやはり傷んでいました。


こちらは「唐衣」。


「桃園錦」です。
咲き始めは綺麗ですね。


こちら「飛竜」です。
かなり早くから咲き始めていたのか、まわりに枯れた花が残っているのが残念。


今回唯一見た白いツバキ、「富士の峰」です。
もうちょっと早く行けばよかったのかな~
満開の時は見事なんですけどね。


ツバキの花期は2~4月と書いてありました。
ということは、今見られる花はかなり早く咲いたということですね。
最盛期はこれから、ツバキについてはまた見に行ってどこかでご紹介できればと思います。
少し青空が出てきた空を見上げてみました。


センダンアートです(笑)

最後はツバキの木に来ていたメジロちゃんです。
でも八重咲なので蜜はあるのでしょうか・・・
遠いのでピンボケはご容赦を・・・


さかとんぼりのメジロ。
喉から胸にかけて、黄色い?


カメラで追っていたら、逃げて別の木へ。
しめしめ、こちらの方が近いです。


こんな木にいました。
あ~、樹名板見てくるの忘れた!


ということで、今回の大阪市大理学部附属植物園のご紹介はこれで全て。
それにしてもウメが見られなかったのがちょっと不満。
ということで、時間も早いので次に山田池公園の方に回ることにしました。
何か鳥さんも見られるかも・・・

その様子は明日以降ご紹介しますね~

【撮影:2022/1/22  大阪市大理学部附属植物園】


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17 コメント

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横文字よりは・・・ (なつみかん)
2022-02-01 22:27:07
ninbuさん、こんばんは。
それこそ、ninbuさんの出番ではないですか!
前はバラの特集でしたが、今度はぜひぜひツバキの特集をお願いいたしたく・・・
咲き方、色、形、名前・・・
どれをとっても、興味深い蘊蓄が沢山ありそうです。
名前は漢字だらけで難しいですが、ラテン名をカタカナにした花の名前よりはよほどとっつきがいいです(私にとっては、ですが)。
「笑顔」は分かりやすく、花も可愛いので、それだけは私も覚えました。

ただ、バラよりもさらに傷みやすく、綺麗な花が撮れないのが難点ですね。
もうちょっと春めいてきたら花数も増えて、いいタイミングの花を撮れるかもしれません。
その頃に、私のリクエストに応えていただければとーっても嬉しいです♪
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五色椿でしょうか (なつみかん)
2022-02-01 22:22:17
カワセミさん、こんばんは。
私は天邪鬼なので、これまでツバキやバラなどの、色々品種のある美しい花にそっぽを向いていました。
でもこの歳になって、ようやくツバキの魅力に気づいたという感じです。
遅すぎですよね(笑)
ツバキの咲く場所を色々とご存じなんですね。
咲き分けのツバキ、よさげですね!
五色椿とは違うのでしょうか。
それと御香宮さんにもあるのですね。
今年はぜひ行ってみたいとおもいます!

椿餅、まだ食べたことがありません。
東山五条ですか?
う~ん、多分私が見たのは城南宮の前の出店で売っていた季節限定のお餅だったような。
食べたくなりました!
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近場なら (なつみかん)
2022-02-01 22:14:14
ダリアクミコさん、こんばんは。

まだサザンカもわが家では咲いていますが、植物園ではツバキが咲き始めています。
(山でもヤブツバキが咲き始めました)
前の写真を見たら、3月頃が一番綺麗だったようなので、その頃大阪市大理学部附属植物園や京都府立植物園などに行ってもうちょっとちゃんと撮りたいと思います。

メジロはよく見かけますね~
週末、宇治川の堤防を鳥さん探しに歩いていたのですが、なんとメジロの群れに出会いました。
でもみんなヨシ原の中に入ってしまって、ほとんどまともに撮れなかったのが残念です。
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ありがとうございます (なつみかん)
2022-02-01 22:11:17
さざんかさん、こんばんは。
力作、と思ってくださってありがとうございます!
写真はどれもイマイチなのですが、時間だけはかかりました。
というのもおっしゃる通り、名前がややこしい~^^;;

一応、名札があるものは名札の写真も撮って突き合わせるのですが、たまにないのがあるのです。
植物園なんだから全部つけてよ!と言いたくなります。
ツバキの品種の検索サイトが役立ちました。

今度最盛期に行ったら、花の形や色の違いなどちゃんと調べてご紹介できればと思っています。

センダンおわかりになったのはさすがですね!
沢山木や草を見ておられるからですね~
冬は樹形がそのまま見えるので、その点はいい季節だなって思います^^v
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さかとんぼりは・・・ (なつみかん)
2022-02-01 22:08:04
アブリルさん、こんばんは。
さかとんぼりの調査、ありがとうございました!
なるほど、そんな昔からある言葉だったんですね。
実家の母は京都育ちなのですが、結構むかしことばを使うことがあり、それが次の世代に伝わりました。
でもいわゆる「京ことば」とは似て非なる言葉が多いのがちょっと残念です(笑)

「さかとんぼり」はgoo国語辞書に出てくる「さかとんぼ」の意味、つまり、「頭が下に、足が上の状態になること。まっさかさまにひっくりかえること。」で使っていました。
なので、このメジロの態勢を見てすぐにこの言葉が出てきたという次第・・・

とぼとぼや、背を丸めるという意味は全く知りませんでした。
勉強になりました!!
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品種が多すぎて・・・ (なつみかん)
2022-02-01 21:39:29
shuさん、こんばんは。
色々なツバキを見ても、やはり野にあるヤブツバキが素敵だな~って思います。

でも、昔とは違い、最近は人が手塩にかけて改良した色々なツバキもいいな~と思うようになりました。
主に江戸時代から各地で改良を重ね、競い合って生まれた花なんでしょうね。
江戸時代はそれだけ平和だったんでしょうね。
バラと同じで名前は全然覚えられませんが、横文字よりは少しは記憶に残る気がします。

メジロ、拝見しました。
shuさんのお宅でもメジロの方がちょっとずうずうしくなっているのですね(笑)
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衝撃でした (なつみかん)
2022-02-01 21:36:33
fukurouさん、こんばんは。
メリケントキンソウ、実際にみたら棘で気づくのですね。
写真で見たら、どちらもとてもよく似ていて、ひょっとして間違ったか!?と思いました。
マメカミツレで良かったです。
職場の近くにも、マメカミツレが群生している場所があるのですが、まさかトキンソウ!?
今度確かめてきます。

ツバキやサザンカの撮影をしていると、必ずと言っていいほどメジロとヒヨドリが撮れますね!
わが家にもメジロのつがいがほぼ常駐していますが、「捕らないでよ!」と鳥たちに拒否されています。
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少し早かった (なつみかん)
2022-02-01 21:33:42
attsu1さん、こんばんは。
例年だったらもう少し綺麗な花があったかもしれませんが、今年はちょっとイマイチでしたね~
それでもこの寒さの中、一生懸命咲いている姿には感動しました

ピンクの八重ツバキ、乙女椿とも少し雰囲気が違って、もっと透明感がありました。
冬に似合う八重ですね。

飴ちゃん、思い出されましたか?
私も結構持ってること多いですが、さすがに人には勧めません(笑)
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漢字ばかりの名前 (ninbu)
2022-02-01 20:45:28
なつみかんさん、こんばんは。
夜分、遅がけにお邪魔します。(^.^)
実は今朝、なつみかんさんのブログを覗いたら、ツバキがいっぱい。
それも、樹名板の蜀紅錦なんとか・・と難しそうな名前がいきなり
登場したので、パスをしてテニスに出かけました。
夕方帰ってから見ようと思っていたら、こんな時間に・・・。

今日はツバキのオンパレードですね。
ツバキの花はすぐ傷みが出て、写真を撮るタイミングに苦労しますね。
でも、一部を除きどのツバキも綺麗に撮れていますね。
ツバキにも色々な種類と名前があるのですね。でも、どうしてこんなに
難しい漢字を並べた名前ばかりなのでしょう? 

「蜀紅錦」「花見車」「春蜀紅」「照緋紅吹詰」「笑顔」「唐衣」
「桃園錦」「飛竜」「富士の峰」等々

何か理由があって、漢字ばかりの名前が付いていると思うのですが、
調べ方が悪いのか、よくわかりません。(^-^;
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椿 いろいろ (カワセミ)
2022-02-01 14:04:15
こんにちは。
椿 は 本当に多くの品種があって 名前も 覚えきれませんが
それぞれに 違う表情があり、つぼみにも 風情があって 大好きな花
毎年 あそこの あの椿、ここの この椿、と 楽しみにしている椿が いくつか あります。
山科川の遊歩道 小栗栖上流にある、咲き分けの椿も そのひとつ
1本の木に 紅・白・ピンク・絞り の花が 混在して咲く椿も 咲きはじめてきました。
まだ咲いていませんが 春には 御香宮さんの「おそらく椿」を 見てみたい。
まだ 見たことないのですが 名前の由来とか 知るのも 興味深いものですね。

先月中旬 つぼみを見ていたら 「椿 餅」を 食べたくなって
東山三条まで 買いにいきました。
シンプルな見た目の和菓子ですが、その起源は 平安時代で
源氏物語の中にも 登場しているそうです。
植物と 和菓子のつながりも 奥深い歴史が あるので
とても 興味深いです。
返信する
メジロの綱渡り? (ダリアクミコ)
2022-02-01 11:38:34
なつみかんさん
お早う御座います。

椿にメジロ、さざんかにいるメジロは動きが早いので
撮るのは難しいのに枝かぶりもなく撮れましたね。
さざんから椿にバトンタッチ、色々種類も
多いんですね、近くに振興センターに行きたいのですが近過ぎて中々行けません(笑)
行ってみたくなりました。近々行ってきます。
返信する
ツバキ (さざんか)
2022-02-01 10:44:36
なつみかんさん、おはようございます。
今日はツバキ、力作ですね。
私はツバキ、サザンカ、バラについては、名前を全く覚えられません。
ツバキで知っているのは侘助、オトメツバキ、イワネシボリくらいです。
載せて下さったツバキどれも綺麗ですが、すぐに傷むのは残念ですね。
うちのピンクの一重も、綺麗な花を探すのに苦労します。
「照緋紅吹詰」「笑顔」「富士の峰」が好きです。
アオゾラアートの木は、センダン!と思ったら当たりでした。
さかとんぼり、アブリルさんが調べて下さいましたね。
何となく感じが分かります。
メジロはいつ見ても可愛いです。
返信する
ごめんなさい (アブリル)
2022-02-01 09:21:55
↑ゴメンナサイm(_ _)m
「さかとんぼり」消えてませんでした。
返信する
企画上手!(^^)! (アブリル)
2022-02-01 09:19:12
なつみかんさん、おはようございます。
2月といえばやはりツバキ。
なつみかんさん、タイミングを選ぶのがお上手ですね(^_-)-☆
ところで文中に出てくる「さかとんぼり」
ですが、はじめて聞きました。やはりなつみかんさんはボキャブラリーが私の数倍?豊富。
さっそく検索しましたら、
さかとんぼがえり(逆蜻蛉返)
の略語で、古くは
※浄瑠璃・須磨都源平躑躅(1730)四「えいと投ぐればさかとんぼり」
なんていう用例があるそうです。
転じて
「熱中する、手元の作業に集中するあまり背中を丸めた姿勢になっているさま を指します。」
なんてありました。
さらに知恵袋に
「とんぼり とんぼり」とはどういう意味ですか?
「かさこじぞう」の童話にありました。
という質問があり、
「「とんぼり、とんぼり」は「とぼとぼ」の口語表現です。
意味はゆっくりと元気無く歩く様子です。」
と回答されてましたが、
「かさこじぞう」の解説があってそれによると

とぼとぼと「とんぼりとんぼり」を比べると、後者は動作がゆっくりしている様子が想像できる。

と、微妙な違いまであることが分かりました。。。
すごいデス!

って、あれ?
原文から「さかとんぼり」消えている??
返信する
なつみかんさん おはようございます (shu)
2022-02-01 08:37:50
ツバキは古くから品種開発がさかんに行われ、様々な園芸種が出来ていますね。
それでも野で観るツバキの多くが、今でもヤブツバキです。
自然交雑がそれほど進んでいないようです。

バラにせよ、ツバキにせよ、名板がないと品種名はなかなか分かりませんね。
普段からバラ園などを訪ねる際は、お花と名板を代わる代わる撮っています。
それでも名前を覚えられないのは、困ったものです。

順に拝見していたら、メジロが出てきました。
ツバキの蜜を吸いに来たのでしょうね。
私の今日の記事もメジロです。
なかなかしたたかな鳥ですね。
返信する
お騒がせしました (fukurou)
2022-02-01 07:41:54
名rつみかん様
おはようございます。
南下お騒がせしたようですね。
間違っていますよという意味では全くありませんでした。
以前、マメカミツレだと思い込んでいたものが、鋭い棘がありメリケントキンソウだったt歩言うことで、印象に残っていたのです。
もう10年近く前のことですから最近は増えているのだろうなと思っています。
それで気になると。
言葉足らずですみません。
ツバキの受粉に、メジロさんも大活躍でしょうね!
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2022-02-01 07:11:51
サザンカから、椿に季節が進み、
ツバキ山、たくさんの椿を楽しめるんですね。

ピンク色の八重のツバキ、
赤が多い中、オシャレな雰囲気を感じます。
ふと乙女椿が咲く時期が早く来ないかなぁと
思いました^^

飴じゃなくて、飴ちゃんですね^^;
秘密のケンミンSHOWで大阪のおばちゃんがでると、
全員持っているのに、驚きます^^;
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