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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】じゃない場合。-現代版最小限住居-

2019-08-10 19:15:37 | 坂の上の狭小住宅
ミニストック-08にて、半年点検時に指摘が出ていた建具の調整が昨日完了しました。

長さ4m40cmのキッチンにすべて、フローリングと同じ無垢のオークで張り込むという、自分でも「強烈だな」と思っちゃうデザイン。
空間の一体感が半端ないです。

「一体感」じゃないですね。

同じ材料使っているので、「一体」です。

「一休」さん並みのクリエイティブさを感じずにはいられません。

そんな扉さん達ですが、室内の乾燥により見事に反り上がっています。


超プラス思考でとらえると、無垢にしか出せない味。この曲線こそが無垢。プリントや合板には絶対出せない線。

ですが、使い勝手に支障がでても「アレ」なので矯正することにしました。

1年点検時に扉を全部外して持ち帰ってもらったんですけど、扉がなくなったキッチンも妙に格好いい。
いわゆる、ここ最近はやっている「男前キッチン」スタイルになっちゃうんです。
↓参考画像


あくまでも参考画像を貼ります。

だって、実際に外したミニストック-08のキッチンの画像アップして、「ない方がいいじゃん」って意見が増えたら、

ねぇ。

そりゃ、

ねぇ。

だから、皆さんイメージで終わらせておいてください。なるべく安めのイメージで。

矯正は、扉の背面に鉄の棒を仕込みます。


キッチン下のワゴンにも鉄の棒を仕込みました。


矯正後がこちら

扉の段差はほぼなくなりました。
若干、板の1枚1枚が反っているんでけど、

これがまさに、既製品では出せない線となって格好いいんです。

すごく柔らかくて温もりのある扉になりました。

イマドキは印刷技術が半端なくて、無垢と見分けがつかないくらいの柄が簡単に作れますが、この線は絶対作れないはず。

既製品じゃない良さがキッチン前面に現われました。

扉あって正解(断言)


次に調整したのが、小上がりの下に作った引き出し収納。

引き出しの扉しか見えないデザインですっきりしてるんですけど、この場合、扉が出っ張っているので扉の上に埃がたまりやすいのと、小指をぶつけるポイントになるという事で、引き出しが中に納まるように調整しました。

作り直しではなく、ちょっとした細工なんですけど、こんな感じに。


壁とフラットな引き出しになりました。


その他に、
扉の開き勝手を逆にしました。

セオリーで言うと、扉は正面に対して外側に開くように設計しますが、

単なる扉の正面なのか、動線上の正面になるのか、私のイメージが不足していました。
反省ですね。


また、扉を閉めるための磁石が強すぎて開けにくいなんてのもあり、調整で磁石が利きにくくするようにしてメンテナンスが完了。

なんかここ最近「アップデート」って言葉を使い続けてますが、住まいには必ず必要です。
アップデートを減らすために新建材が普及しましたが、個人的にはそこに温もりがあまり感じられません。

喜怒哀楽など感情の温度を持っている私たちが住まう場所は、同様に温もりという温度を持った場所でありたいと考えるのが私の思想であり、無垢材に代表されるような普遍的な材料を今後もお勧めしていきます。




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