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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】目標-建築家の小さな自邸-

2022-06-04 22:28:51 | ministock-04
週末は着々と見切り発車引っ越しの準備。

ここに移り住んで22年。
越してきて以来、見たことなかった場所を開けたりする恐怖が引っ越しの醍醐味。

おそらく前の家主の頃のものと思われますが、昭和49年の新聞紙の切れ端が出てきて、この家の歴史にふけってしまいました。

約50年前かぁ。

今の自宅は私がサラリーマン時代のお客さんから買いました。
そのお客さんがこの土地を売って、新しい土地に家を建てる際に、

じゃぁ、僕に売ってください

というのが、この家との馴れ初め。

当時、意識高いつもりのサラリーマン建築士にとって、土地+意識高いの住宅のローンは「絶対無理やろ」と考えて、ほぼ土地の価値のみの中古住宅を買ったと言いうのが理由。

それがあれよあれよと月日が経ち、意識もふっつーに穏やかになり、日本の戸建て平均寿命の約2倍の期間を使うことになりました。

この期間があったおかげで、私は意識がふっつーに穏やかになり着地点は「小さい家」となりました。
回りからは、小さすぎて尖りまくってると言われることもありますが、気のせいでしょう。

そして、

ミニストック-04はもちろんこれ以上の寿命が目標。

その目標が達成する頃、私はこの世にいない可能性が高いですが、そのために100枚以上の図面を残してメンテナンスが簡単に行えるようにしました。

是非引き継いでもらいたいと思います。

また、図面の他にこの住まいが持つ省エネ性も寿命の鍵になります。

だって、建て替え理由の上位も、新築直後のアンケートで一番失敗した理由の上位も共に

「家が寒い」

わずかなエネルギーで冷暖房できる住まいがこれからのマストです。
うそ。
25年前から言ってました。

ということでいつもの検証。(大分前に計算したので、4月以前の旧計算となっています)

まず建物の断熱性能UA値は、いつも通り「そこそこ」の性能。
意識高すぎません。ふっつーです。

0.32W/㎡kです。
一応、G2って感じ。

これを元に簡易的に必要なエアコンの能力を計算すると
2.2kWなので、6帖用エアコン1台あれば24時間連続運転で全館冷暖房が可能です。
ただし、暖房用は床下に。
冷房用はロフトに設置するので、2台設置します。

その他、設備機器は
ガス給湯器とガスコンロを使います。
理由は、単に料理をガスでしたいから。
そして、コンロだけだと、ガスの基本料金がもったいないから給湯もガスでいっか、っていう感じ。
ただし、コンロはグリルなしで、給湯機は追い炊き機能なしのネイティブディメンションズデフォルト仕様。
壊れてみようがない単純な機械なので、買い替えスパンが長いことも期待しています。

換気は壁付けダクトレスの第一種換気。
25年前に私の元上司と開発した換気方法を復活させます。
こちらも壊れてみようがない単純な機械なので買い替えスパンが長いことが一番の特徴。

照明は、すべてLEDですが、ランプ交換式もあれば本体一体型も使います。ランプ交換式の方がメンテナンスが楽ですが、全体の費用から見ればわずかなので、こちらは見た目を優先して選んでいます。

と、こんな感じで設備を選ぶと年間の電気とガスの光熱費は下記の通りとなりました。

電気が¥116,011/年
ガスが¥47,593/年
合計¥163,603/年
となって、
月々に均すと¥13,634となりました。

性能はそこそこだけど、光熱費は十分に安いと思います。
これぞミニストック。

そして、ミニストック-04ではソーラーパネルも載せようかなと考えています。
日射が少ない新潟なので、正直あんまり興味がないんですけど食わず嫌いでグチグチ言うのもしゃくなので採用の方向で考えています。

申し訳ない程度の3.0kWですが。

これで年間電気消費量の1/3程度自家発電してくれると
電気代は¥77,340/年になります。

ガス代と合わせると年間¥124,933になるので、
月平均は¥10,411となります。

月々いちまんえんペースで全館冷暖房して、ガス使えれば、そこそこ満足でしょう。

注意点としてソーラーパネルの初期費用の回収が20年くらいかかる予想なので、そこをお得と考えるか、そんなもんと考えるかが、それぞれの判断になってくるんですが、

今はお陰様で元気に働いているので、頑張って回収しましょう。
大事なのは、今ほどの仕事ができなくなった時に月々の光熱費がいくら払えるか。

年取れば単純なマンパワーでの収入は減るはずなので、光熱費がかからない事はその時に安心できる要素になります。
熱さ、寒さの耐性も弱くなっているはずですし。

ソーラーパネルを採用しなくても、十分光熱費が安い方だと思いますが、働ける内に保険をかけておく的な発想で採用するのも、一つの考え方かと思います。

将来安心して暮らせる住まいが目標です。

2 コメント

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光熱費 (アミ)
2022-06-05 07:55:34
さすが!
光熱費の数字に、びっくり!
我が家も、勉強しないと…。
でも、ざるの私だから、無理だな…。
家族は、もっと、無理でしょう。
(*´σー`)エヘヘ
Unknown (ネイティブディメンションズ)
2022-06-05 18:25:59
アミさま、コメントありがとうございます。
建物を小さくすることで、家中の冷暖房が可能になって、家の中を広く使うことができます。
光熱費も安く済んで、高級羽毛布団を買う必要がなく、それを収納する押入もいりません。
夏涼しくて、冬温かい住まいは暮らしをとても簡単にしてくれるのでお勧めです!

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