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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】いつか変えてやる!-現代版最小限住居

2018-03-09 18:59:15 | ministock-08(modern)
先週から紙まみれになってるネイティブディメンションズ。

インクが足りずAmazonでポチり、
紙が足りずにコメリに走ってます。
ここ最近はフラット35の設計申請用書類と格闘してました。

フラット35とは、35年間金利が変わらない住宅ローンの事。
景気に左右されないので安心感があります。
「いまさら景気なんてよくならないでしょ」という方には見向きもされないローンですが、ローン以外にも品質面でお墨付きがもらえるので付加価値としてのとらえ方もあります。

その付加価値にも数段階あります。

平均的な基準をクリアした場合とそれ以上の場合。

より難易度の高い基準をクリアすると金利が下がり、より付加価値が高まります。

今回は一番金利が低い

フラット35







タイプA

(ながいな)

これにより、借り入れから当初10年間の金利が△0.25%になります。
今だったら、1.1%ちょっとで借りられます。

私も極端な景気の変動はない気がします。(あくまでも気がするだけ。根拠なし)

だから、フラット35を利用するメリットは金利よりは付加価値の方が大きいと考えています。

さて、その付加価値が私にとってはちょっとイラッと来る基準。
いや、かなりイラッとしてます。

まず、そもそもフラット35は建物面積が70㎡以上ないと借りられません。

はぁ?
なんで?
どうして?
いつから?
何時?
何分?
何十秒?
地球が何回回った時?

位の不満。

ほんと、しぶしぶ70㎡以上のプランを作りました。
こんな豪邸誰が住むんだよ、とか思いながら。

そして、もう1段階。

フラット35SのタイプAを利用するためには、長期優良住宅の認定を受ける事。
その長期優良住宅の最低床面積が75㎡以上。

いやー、そんな大きい家ほんと必要なし。
おっちゃん、ええ加減怒るで。

長期優良住宅 = 質の高い豊かな暮らしの実現

ネイティブディメンションズが設計する建物は、すべて長期優良住宅の技術的な基準はクリアしています。
但し面積だけがクリアできない。
だから、長期優良住宅の申請ができない。

いじめですね。

なんらかの見えない力が動いてます。

どうしてもタイプAを利用したい場合、その他長期優良住宅よりもさらに基準の高い省エネ性または耐震性、バリアフリー性のいずれかを取得すれば利用することができます。

もう、耐震性一択。
(今朝ZIP見てたら該当インタビューで女の子が、ある人気商品を「買う以外の選択肢なし!!!」とか吠えてたけど、それに近いな)

面積以外は、
楽にクリアできます。ミニストックは!
(※バリアフリーも難しかった)

その中で選択すべきは耐震性。
耐震性のお墨付きをもらえると、地震保険の割引が適用されます。

たぶん一番大きなメリットになると思います。

申請ルートは違えながら大きなメリットを取りに行きますが、

フラットといい、
長期優良住宅といい、

いつかミニストック発信で面積基準をなくしてやる!














という、心構えで仕事していたいですね。
本文中、色々生意気言ってすみません。



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