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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

与条件の先

2019-04-09 19:48:22 | 建築構造
地盤調査が2日続きました。

今日はすでに更地の現場ですが、まだプランのご提案段階という珍しい状態。

なーんにも決まってない状態なのに調査しちゃいました。

しかも、不動産屋さんが地盤調査を土地の引き渡し前に行うと聞いて、「そんな必要はありません。それは断ってください」と言っておきながらの調査です。
だって、その時はプランのプの字もない状態だったから。

調査はあくまでも建物の四隅と中央が原則

ちょっと乱暴ですが、ただ沈むんなら何も問題ないんです。
傾きながら沈むと問題なんです。

だから、どんな風に傾くかを知るために建物の四隅と中央を調査して、傾きを計算します。
地盤が単に強いか弱いかばかりではなく、
傾きが大きいか小さいかも重要なんです。


昨日の調査はあくまでも事前調査です。
構造設計が建物解体後に大きく狂わないための調査で、傾きまではまだ分かりません。

今日の調査もですが、構造設計を確定するというよりも「予算のあたりを付ける」という意味合いの方が大きいです。
限りある予算です。
その予算の中で、地盤改良が必要であれば建物が小さくなるし、改良が必要なければ建物を大きくできる。

大きな境目です。

だから、設計が確定する前に「事実を知る」ための調査を行います。
以前も記事にしましたが、調査は工事ではありません。調査は設計の範囲です。

でも、プランの度に地盤調査を繰り返すわけにもいきません。
それが一番予算の無駄使い。

よって、予測します。

今日、測定したポイントは全部で6ポイント。
プランが変更しても、今回の調査で検討を行えるようにします。

6ポイントのうち、どこかの5ポイントで判定できるようにする。

変化する与条件を予測するのも設計のお仕事です。


おかげで建物を大きくできそうでした。

※私が建物を大きくすることを喜んでいるのは、このブログで初かもしれません。
その大きさとは!?

設計依頼をいただけたら発表しますね。





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