native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「桜咲く公園脇の小さい家」悪い設計

2024-09-30 17:43:10 | 桜咲く公園脇の小さい家
完成見学会にお越しくださった皆さん、ありがとうございました。

初の長岡開催待ち遠しかったですと言ってくださったご近所さんから、
車で5時間半かけてお越しいただいた県外の方まで、

OBさんもお集まりいただいて、今回も情報交換させていただきました。

Oさんのご両親にも喜んでいただけてよかったです。

私も沢山褒めていただいてとてもうれしかったです。
あまりにも嬉しくて「毎日完成見学会開いて毎日褒めてもらいたい」と奥さんに言ったら、「疲れるでしょ」と普通の返事をもらいました。

おもしろさが一周回っている奥さんです。

そんな素敵なお住まいは今回も沢山のアイディアに溢れています。
そのアイディアをいいことに使うか、悪いことに使うかは設計者次第。

「ちょっと作業できるスペースが欲しい」というオーダーをいただきました。
打ち合わせも終盤で、仕方ないとはいえ部屋の一角に取ってつけたようなやつけ提案をしてしまっては完成見学会で褒めてもらえません。(チョー大事)

Oさんからヒントもいただいて、階段上の余白を作業スペースにしました。
階段上の鳥の巣箱のような作業スペース。

こんな感じで使います。

座ると外を覗けるようにしてあります。

元々階段手摺代わりに本棚を作る予定でした。
その本棚をなくしてまでも、作業スペースが欲しいというご要望。
階段脇に本棚を付けることもできるけど、通路が狭くなるし、それは結局取ってつけた提案と変わりません。

ここでアイディア。


作業スペースに行くまでの階段を本棚にしました。

いい設計じゃないですか。

ちょうどコミックが入るサイズの本棚。
だから、この作業スペースで2階から顔は見えるけど、

仕事しているのか
勉強しているのか
漫画を読んでいるのかは

誰も分からない。

悪いですね~


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