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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

スノービーチ

2020-10-09 22:09:36 | 建築雑談
すっごくきれいな森

今日は入広瀬にあるブナ林に行ってきました。(林なのか、森なのか)

2年前に魚沼杉の伐採見学に行ってからの時間は妙にあっという間だった気がします。
っていうか、木の伐採を人生で2回も見るとは思わなかったな。

元々は燃料として使われていたブナですが、燃料としての需要がなくなった今、他の用途に何か転用できないか、そしてそれが集落の活性化につながらないかと新潟大学の紙谷名誉教授の案内で住学メンバーで見学に行ってきたんです。
この笑顔の方


元々使う材料の背景にはとても興味があります。
どんな育てられ方をして、
どんな伐採をされて、
どんな製材をされて
私たちの手元に届くのか、
住む人に温もりを与えてくれるのか。

川上の想いを川下に伝えることができれば、住まいの愛着はさらに増すんじゃないでしょうか。

そんな川上のご苦労を色々体験して、お話も伺って来ました。


まず驚いたのが、木の伐採って重機で道を作るところから始まるんですって。

そりゃそうか。

道がなければ、木を切りに行くことも、運び出すこともできないもん。
道路がないとこんな感じ。

山なめてました。
すんません。

弥彦山しか登った事ない人間が、登山道もない山ん中歩くなんて。
話の入口からハードル高めって思っちゃいました。

ようやく見学スポットにたどり着いて、見学させていただいた伐採の様子がこちら。


やっぱ、迫力あるー。
今日は風が強かったので、どっちの方向に倒すかの検討がすごく難しかったんですって。

ちょっと前に切った大きな木の断面も見せていただきました。

どこにチェーンソーを入れて、あーして、こーするからあっちに倒れて、断面のガサガサな部分がこんだけ少なくなるのって。

職人芸。

切ったばかりだからみずみずしい。

ちなみにですが、木を切るのって環境破壊とかイメージしちゃうかもしれませんが、

まったくの逆。

木が増えすぎると日が射さなくなって却って育ちが悪くなる。
つまり、小さな稚樹が育たなくなり、森が死んじゃうんですって。

山を守るための伐採。

その自然の恵みを皆さんに届けることができたらなぁって。

地元の山を守って、
地元の木で家を建てて、
木と暮らす。

いい響きですね。

実際に今迄の施工例なんかも紹介していただきましたが、

柄がとても素敵でした。
カミキリムシが木に住み着いた穴に腐朽菌が入って、木が黒ずんでしまっている部分があるんですが、紙谷名誉教授はそれを「生態デザイン」と呼んでいました。

人間には作れないデザイン。
自然にしか作れないデザイン。


この奥深さ。

大変いい経験をさせていただきました。
今後、皆さんに届けられるように活動していきますね。


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