ホームページにはリノベのことなんて一文字も触れてないんですけど、ここ数年リノベ案件が毎年続いています。
加えてホームページには超高性能とかなんて微塵も触れていないので、今流行りの性能向上リノベというわけでもなく、
ホームページで一番大切にしているメッセージは家族の想いとともに暮らすことなので、
ネイティブディメンションズのリノベはご実家の引継ぎが中心。
こういう案件って、今まではお抱えの工務店さんが代々ご実家を守るのが当たり前でしたが、設計事務所が引き継ぐ時代になりました。
今回もおばあちゃんの家を引き継いでリノベします。
家紋入り金庫が鎮座していまして「おいしい」と思いたいところですが、鍵をなくしてしまっているので再利用不可。そして数百キロという重さのため処分するにしても相当な労力が必要で大きな課題にもなっています。
間取りは構造を変えずに残った柱は意匠として表現する提案をしました。
構造が得意な設計事務所って柱を抜いてはマウントをとるイメージがありますが(大きな偏見)、私は構造を知っているからこそ、柱を現してデザインしたいと思う設計事務所です(あまのじゃく)
そして、今年はもう一棟。
ご実家リノベではなくマンションリノベ。
大きすぎるご実家での暮らしが大変になって、コンパクトなマンションに引っ越すお手伝いをさせていただきます。
目の前が桜並木でちょうど桜の花の高さの階を購入するというおしゃれっぷり。
ただし、今からのマンション暮らしは味気ない感じもします。
そこで、Tさんからのご要望でもありましたが、ご実家をここで再現しようと思います。
ご実家で使える材料を使ってリノベします。
そこに私らしい暮らし方もちょびっと加える。
リノベって今までから目新しくすることが目的になりがちですが、今までを作り直すリノベがあってもいいと思います。
今まで通り思い出と一緒に暮らすために。
ネイティブディメンションズが一番大切にしていることです。
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