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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-10(lab)】思てたんとちゃうかもしんない話。-グランドピアノがある小さい家-

2019-03-31 18:24:48 | ministock-10(lab)
本日、ミニストック-10のMさんに重要事項説明を行いました。

重要事項説明って?
殿下の宝刀「一級建築士免許証」をわざわざ振りかざして行う重要なイベント。

上のリンクの通りですが、改めて書類を見てみましょう。


契約に先立って、あらかじめ契約の内容及びその履行に関する事項を説明する。と書かれています。
ここに書いてある「先立って」とは、少なくとも直前ではないです。

だって、後述にある通り、最終的な契約内容とは必ずしも同一になるとは限りません。
とあるからです。直前に説明する先立ってなら内容が変わるはずもありません。

第一、契約中に契約内容を伝えるのに、その寸前に契約内容を伝えたって2度同じことを言うだけで意味ないし。

少なくとも前日以前です。(※)

じゃぁ、ネイティブディメンションズではいつやるか。

今でしょ。(ふる)

基本プランが固まって、詳細打ち合わせに入る日に行います。
それが今日でした。

なんでこのタイミングなのか。
それは、Mさんに「やっぱりあんたには頼まないわ」という権利をきちんと伝えるため。


今日以降打ち合わせの途中でやっぱり辞めたくなった場合、書面で伝えれば解除することができます。
これは発注者にとって一番大切な権利です。

私からは、今日以降のお打ち合わせは有料になります。
だから、後戻りできないんだぜって釘を刺すわけじゃなくて、
それでもちゃんと発注者にはやめる権利があるんですよっていうことでお互いの立場がイーブンになります。

もちろんそんな事がないのが前提ですが、お互いイーブンということをちゃんと理解して、楽しく打ち合わせをして契約目指しましょうねっていう宣誓みたいなもんです。
そもそも契約の直前に契約解除方法を伝えられたって、「今、紙ねーし」ってなるだけ。

だから、まとめると、

今のところ順調に行ってご契約は今年の秋ごろを目標にしています。

つまり、ご契約の半年ほど前に重要事項を説明します。

さらにさらに、

先日の記事の通り、構造計算はすでに終わってます。

ご契約どころか、重要事項説明前に構造計算が終わっます。
現世は、契約してくれたら構造計算しますよみたいな世の中です。

完全に浮世離れしてる設計事務所。

今日が平成最後の日と勘違いするくらい、思てたんとちゃう話でした。

(※)先立っていればいいので、前日以前でなければいけないという縛りはありません。私の個人的な解釈です。単に発注者側の立場に立った時、この順序やタイミングの方が親切と考えているからです。





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