
糸の線に合わせて一つ一つ丁寧に釘を打っていく大工さん。
外壁工事が無事終わって、ずっと黒いベールで被われていた外観がついに公開されます。
もうちょっともったいぶります。

今日は公開前夜ということでお願いします。
内部の方もクライマックス。
塗装工事をするための下地工事はこの世で一番丁寧な作業が必要だと思っています。
この世に平らなものなんてないのに、
塗料では平らにならないから、
職人さんがひたすら平らにします。
何よりも難しい作業です。
でも、塗装工事を長年見てきて思うこともあります。
平らか平らじゃないかということよりも、魂が入っているか。
残念ながら魂が入っていない仕事を見たこともあるので、それが分かるようになってきました。
コントラストを強くすると、同じところを繰り返しパテを重ねているのが分かります。

平らにするためにパテのグラデーションがとても緩やかです。
まるで削り出したかのような下地

このままお引き渡ししてもいいんじゃないかと思えるほどです。

写真ではこの思いは伝わらないと思いますが、現場でまじまじこれを眺めるとそう思ってもらえると思います。
私がテーブルの溶接痕をわざと残しているのと同じ理由。
塗装しちゃうと職人さんの技術が分からなくなってしまうのがある意味残念です。
仕上がり前夜の少し寂しくなる現場からでした。
そんな職人技をぜひ見に来てください。
完成見学会のお申込みお待ちしております。
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