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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

あぶない字面

2019-08-23 19:28:30 | 建築法規・施策
ナショナルジオグラフィックがアウトドア業界に参入するそうです。

・・・

・・・

・・・

すげ。

・・・

・・・

・・・

このチャラさ一切なしの字面。

あぶないですね。

絶対人気出ちゃうよ。




さて、私は今日は画像の通り、闇の集会に参加してました。

やばそうな講習会タイトル。

これは、人の失敗をみんなで笑おうという会ではなく、瑕疵保険はこのように利用されているんですよっていう講習会。
だから、別にやばくもなんともないんですが、ただ保険が使えるからOKじゃなくて、何が原因だったのかを知るのが超大事。

現在、住宅を建築する際には、瑕疵保険の加入が義務付けられています。
これは、消費者保護のための法律で、施工者側に瑕疵が見つかったとして、その責任を認めたとしてもお金がないから直せませんじゃ、消費者はなんのメリットもないわけです。
だから、施工者者は万が一のために保険にゼッタイ入るんやでっていう法律。



で、その保険に入るためには、とっても厳しい現場検査に合格して品質に問題がないのを確認してもらうことで加入できます。
例えば基礎の配筋検査

私も現場検査してますが、その横で瑕疵保険の方が配筋検査をしています。


他にも、イマドキは「民間の第三者機関による住宅検査」なんてお仕事もあって、施工会社のぜーんぜん関係ない会社が第三者の立場で厳しく検査しますなんてお仕事もあります。


いい字面ですよね。
響きがいい!

第三者による検査

社内不正なんてありませんよ、アニョハセヨっていう宣言。


じゃあ、それは一体どんな厳しい検査なのか?
瑕疵保険の設計施工基準を見てみましょう。

(例)第6条 基礎

うわぁ、条件が3つもある!

第6条1項
第4条と第5条をちゃんと守るんやで。

第6条2項
べた基礎の場合は気ぃつけぇや。

第6条3項
基礎の高さは30cm以上やで!

以上!!!

この3つの厳しい条件をクリアしなければいけません。

だから、SNSとかを漁ると「第三者検査を無事合格しました!」なんて記事にちょいちょい出会います。

そう、布基礎の場合なんて基礎を30cm以上にしなければいけないという厳しい条件だけをクリアしないといけないんです。
第三者の現場検査員はそれを確認して帰ります。

・・・

・・・

あほかって、思うでしょ。

でも、それが実際なんです。
基礎高が30cmなんて、当たり前すぎます。

でも、それが検査基準なんです。

基礎に関しては、それをクリアしていれば保険に加入できちゃうんで、広義消費者保護になりますけど、その検査に合格することは自慢することではないでしょ。

むしろ検査基準の中身を理解していないことを教えているようなもの。



そして、民間の第三者機関による検査ですが、これも悪いことではありませんが、それに頼るってのは危ないの一言。
だって、その第三者は確認申請の工事監理者でもなんでもありません。

なんかあった時に、あなたが検査したんだから責任取れって言っても、いや、私監理者じゃありませんの一言で終わりです。

その建物の絶対的な責任者は「工事監理者」
一般的には設計者が工事監理者になります。


ネイティブディメンションズであれば、確認申請書には私の名前がつらつらと

お客様の代理者であり、

設計者であり、

工事監理者である。

とんでもない責任を背負っています。

だから、私以外の第三者が厳しく検査していますなんて宣言は、私の責任を放棄しています宣言でしかありません。

お手伝いは構いませんが、最終確認するのは監理者です。

また、講習会では、第三者の頼りすぎは社員の育成を阻むことになるので気をつけましょうと言っていました。
私もその通りと思います。

大体世の中そうですよね。
旨そうな話ほど、なんかありそうって。

監理者は私です!って言葉が一番危なくない字面です。





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