最近やたらと「普通」を記事にする私です。
住宅設計において、どの様に「オリジナル」を表現すればいいのでしょうか。
以前もお伝えした様に、私にとっての「オリジナル」とは、今までの日本で培われてきた文化、つまりそれを普通と捉えているわけですが、その文化をネイティブディメンションズなりに表現する事を「オリジナル」だと思っています。
あえて「普通」から逸れる事を「オリジナル」とは思っていません。「普通」を自分の感性で表現する事。
伝わりにくい表現ですが、野村萬斎氏が分かりやすく伝えてくれました。
氏も日本の文化を背負っています。私よりもはるかに重たい文化を背負っていますが、世界に出ると新しくて独創的な演劇を見て気圧される事もあるそうです。しかし、氏は「オリジナルは斬新で新鮮かもしれないが、むしろ、時間の厚みが感じられない一発勝負とも捉えられる」と語っていました。
事実じゃなくて、信念としてですけど。
私は、オリジナルは大切ですが、それは奇をてらうものではなく、独創的な普遍でなければいけないと考えています。
ネイティブディメンションズでは、例えばそれが、ミニストックであり、ダイビングであったりするわけです。このブログの「こだわり設計」や「企画型省エネ住宅」のカテゴリで紹介されています。
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