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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-11(lab)】調整中-新潟の小さい家-

2021-02-13 19:26:14 | ministock-11(lab)
昨年夏のお引き渡し直後から、ちょいちょい調整に入っていました。

その原因が気密性が良すぎたこと。
このお住まいの気密性能は昨年お伝えした通り、意図的に開けた給気口や換気扇以外は、エアコンのドレインや電話線の配管くらいしかないという超高気密住宅。

木造でありながらコンクリート造並みの気密性能です。

するとお引き渡し直後から、ポコポコと音がするようになりました。
原因はキッチンの換気扇を回すとエアコンのドレインから空気が逆流してしまって水が鳴っていたんです。
キッチンの換気扇用の給気口も設けてあるんですが、それでも足りなかったという結果に。(予想しきれなかった私の設計ミスと言えます。反省)

対策として、エアコンのドレインに逆止弁を付けました。

これで空気の逆流がなくなりポコポコ音がなくなりました。

しかし、これでさらに気密のいい家になってしまいました。

そしたら、冬になって気がついたんですが、超高気密がウリのサッシの隙間から風が入り込んでくることに。

通常の換気なのに、ティッシュをかざすとひらひらと動きます。

パッキン材を押し付けるタイプのサッシなので、ここから風が入ってくることなんて考えにくい場所で、メーカーさんも困惑。
メーカーさん曰く、一般的には、この隙間よりも遥かに玄関ドアの方が隙間が多いはずで、いくら高気密と言っても家全体で考えればここから隙間風が入ってくることはないはずなんだけど・・・。

ミニストック-ラボは玄関ドアを使っていません。

ある意味これが原因と言っていいでしょう。

玄関を非断熱空間にして、玄関は木製引き戸。


しかし、断熱の仕切りは勝手口ドアを使っているため、空間が気密のあら探しみたいになっちゃったんです。


気密については、あえて悪くするなんて工事できないし、
それとの合わせ技でこの大開口からのコールドドラフトが気になるというのが、一番解決したい事項でした。


対策として、床スリットをご提案しました。

床下暖房のセオリーでは、床下空気の流れの設計が肝で、そこはかなり苦労する部分なんですが、
高基礎で面積が小さい組み合わせの場合、床下と1階を同じ空間ととらえて空調してもさほど問題ないという事が経験の中で気がついて、床下スリットはここ数年省略してました。(一般的な床下暖房ではまず無理)

しかし、コールドドラフトが目立ちすぎるので、先日床スリットを追加させていただいて、今日、空気感に違いがあるかどうか確認しに行ったところ、効果があるように感じるとのお話でした。

良かった~。
いたちごっこが何とか納まりそうです。

サッシの隙間風の解決については、メーカーさんから対策を提案していただきましたが、経過観察を引き続き行う事にしました。

設計は難しいです。
住みながらの調整を今後も継続して、「今迄のお住まい」も「これからのお住まい」もフィードできる様に対応していきますね。


おまけ
今日のハート君






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