まずは善通寺駅へ行ったが駅舎も風情のある雰囲気ですぐ前が珍しい植物が植えられよく管理された小高い丘の公園だった。
ベンチも設置され新緑を楽しみ花見をしながら思わず手持ちのコーヒーを飲みたい気分になった。
駅前のベンチに腰かけてコーヒを飲みたくなる駅はめったにない。
かなりゆっくりした。
植わっている木々が若いので近くの家の人に聞くと10年ほど前、元自分の家があった場所だったと教えてくれた。
駅前の道路も広くて整然としている。
すぐ前方の山の形が個性的なのでコンビニから出てきた年配の男性に聞くと名前だけでなくなぜ明治時代に第11師団が善通寺に置かれたかも話してくれた。
弘法大師生誕の地になぜ第11師団が設置されたのか疑問に思っていたのでありがたかった。
地の利と水がいい場所なのが選ばれた理由のようだ。
気持ちのいい男性で次々といろんな話をしてくれるがちょっと時間がもったいなくなったので先を急いだ。
明治時代に建てられた陸軍の施設であった重要文化財偕行社へも行ってきた。
そのころのレンガ建築も見かけた。
まだまだ古い建物がありそうだ。
駅前道路沿いにある直産市で別名おしゃべり広場、側面から屋上にかけいろんな草花が植えられている。
屋上より写したが床はウッドデッキ。
柔らかく心地よさそうな空間だ。
直産物売り場がいろいろできているが心地よさそうな空間を感じたのはここが初めてだ。
直産物はもちろん観光客用のものも売られていたしトイレもよかった。
善通寺郷土館の2階で木の株を使った薬草を切る珍しい道具を見つけた。
昔の道具を見ていると自然物を上手に利用したものが多くうれしくなる。
あまり広くない郷土館の1階には3世紀ごろよりの古墳からの出土品がたくさん展示されている。
管理の男性は”この冠はドイツや大阪で展示されたものだ”と誇らしそうに教えてくれた冠の本物とレプリカや古墳の石に線刻された刺青のある人の顔など興味のある展示物がたくさんあった。
近郊には古墳群もあることを知った。
ほんの近くで又行ってみたい場所ができた。
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