さて、2日目の朝が始まった。 5時に目が覚めた。
勿論、この写真は朝焼けだ。 先に見える山は今日行く事にしている寒風山か?
さあ! 朝風呂だ!
露天風呂には、大きな桜の木の枝が覆いかぶさっていて、春に来たらさぞ桜見をしながらの素晴らしい入浴となるのだろう。
そんな季節に来てみたいものだ。
露天風呂はちょっとぬるめの温度で、何時まででも入っていられる。
昨晩に引き続き30分以上入っていた。
身も心もポカポカだ。
朝食は大きな食堂でのバイキング。 バイキングでも、小さな小鉢に入った物が多くて、人が多くてもとても取り易くてスムースに流れる。
美味しそうな物がずらーり並んでいて、ついつい沢山持って来てしまい、お腹いっぱい。
ダイエット中なのに・・・
ホテルの玄関にはなまはげが居る。
この写真を撮っていたらホテルの支配人が来て、ここをバックに二人の写真を撮ってくれた。
この方、話をすれば生まれが同郷だという。
年も同じくらいに見えたが、もしかして高校も一緒か?
ホテルを出る直前の立ち話しだったので 深く突っ込めなかった。
今日、最初の観光は「八望台」
ホテルからは車で10分位のところで、展望台があり、海が見渡せる。
手前の池は、火口が池になったものらしい。
今日も天気が良くて最高の観光日和だね。
次に向かったのは、「なまはげ館」と「なまはげ伝承館」
なまはげ伝承館は、毎時刻0分と30分から昔の正月のなまはげの様子を再現してくれる。
昔のままの麦わら屋根の家に入ると、懐かしい味噌の匂いがした。
座敷に上がって、なまはげが出て来るのを待つ。
いきなり、それは始まった。
障子が激しく振動して、大きな声を張り上げたなまはげが玄関から入って来て、「泣く子はいねーがー」と凄い様相で部屋の中を歩き回る。
この家の主人になだめられ、やっと落ち着いて酒を戴きながら家族の状況などを聴き出しながら、悪を払って行く。
観客に子供が居たら、きっと大泣きするところだったが、偶然にもこの回には子供連れは居なかった。
このおじさんの説明では、なまはげは縁起物で、なまはげが落とした「稲わら」を持ち帰って神棚にあげておくと魔除けになるそうだ。
早速、帰り掛けに畳に落ちていた 稲わらを拾って持ち帰った。
でも、良く見るとなまはげの面は、昨晩のなまはげ太鼓の演奏者の面とはずいぶん違う。老けた顔の鬼だ。
次に行った「なまはげ館」でその理由が明らかになった。
男鹿半島やその周辺の村々ではそれぞれ独自に進化した面やしきたりが作られ、多種多様な鬼の面があるそうだ。
やっぱし、目立つのは赤鬼と青鬼だね。
でも、次の写真の一番左に写っている鬼は、仮面ライダーにも見えるし、ゴキブリの顔にも見えてきた。 おもしろい。
伝承館を出て、前の道を右奥に行くと、真山神社があるので行って見た。
山門の天井には巨大な包丁が奉納されていた。
「日本国有鉄道」の文字が見える。 昭和45年と云えば私はまだ11歳だ。 歴史を感じる。
手入れの行き届いた綺麗な社殿で、ここでおみくじを引いたら「大吉」だった。
旅の安全と、幸せを祈った。
さて、次は「寒風山」へ。
行く道には至るところ「なまはげ」の文字が。
道路の名称は「なまはげライン」橋は「なまはげ大橋」。
「ここで、なまはげを無くしたら何が残るんだろう」くらいの勢いだ。
そんな事を思いながら、そのなまはげの魅力に感謝していた。
寒風山は見晴らしが良いとの噂だが、どれ程?
途中、登ったかと思ったら、下り坂に差しかかかったが、素晴らしい景色。
正面に見えるのは、恐らく「八郎潟」。 ススキが秋の風情を醸し出していた。
頂上に近づくと、展望台が見えた。
でも、こんな形の展望台ってどこかで見た事があるような?
展望台のすぐ下のロータリーから八郎潟を望む。
右には日本海が見える。
で、先ほど見えた展望台に行こうとしたら、有料だった。
何故かと云うと、展望台は回転していて、座ったまま360度の景観を楽しめる。
これって、そごうデパートの上にある回転展望レストランと一緒だね。
デパートのは約1時間掛けて一周するけど、こちらは10分位で一周する。
飽きずに丁度良い時間だ。 料理は出ないですからね。
素晴らしい眺めを堪能し、1Fのお土産店に行くと、ここも御多分に漏れず、なまはげ一色。
私は手頃な大きさの赤鬼と青鬼の2つの土鈴を購入。
さて、これで一応の主立った観光スポットは回り終えた。
後は、新幹線で一路帰宅か?・・・・・
いやいや、旅の思い出はまだある。
次回へ。