昨夕、久々に夕刻に西の空が晴れました。
冬場は西に山が控えているので、冬型気圧配置が強まると雪雲が出しゃばって来るので星が見えなくなります。
丁度、月の具合も良いので写真を撮りました。
でも、なんで月を中央にしないの?・・・
つまりはこういう事です。
最近のレンズの性能が良いのと、C-MOSセンサーがフィルムと違って撮像面で乱反射しないので、星が滲んだりボケたりしないので星が極僅かな小さな点になってしまって面積が無い分、星が目立ちません。
観賞用とするならば、ソフトフィルターなどを使用してワザと星を滲ませて大きく見せる必要も生じます。
今回はそのような気の利いたことはしていないので、文字でごまかします。
ここで、気になりませんか? 何かが・・・・
惑星の位置が直線に見えませんか?
地球含めて太陽系の惑星の軌道面はほぼ同じ平面上で太陽の周りを公転しています。
なので、左右の位置関係の違いは有っても直線状に並んで見えるんです。
しかし、地球の地軸はその公転面から23.4度傾いていて自転していて、しかも自分が立っている場所の緯度と季節と時刻によっても公転面を見る角度が変化するため複雑ですが、自分が立っている状態での水平線を基準にすると傾いた一直線上に並ぶことになります。
もし、二つの惑星が見えれば、他の惑星もほぼその直線状に存在するので見つける手立てになります。
今回は金星が既に山の下に沈んでしまいましたが、この直線を右下に伸ばした位置に金星もありますし、更にその先の直線上には太陽が鎮座しています。
月も同じはずですが、月の公転面は地球の公転面から5.14度傾いています。
見かけ上の傾きの大きい状態(逆に公転面が交差する点では傾きは無くなります)に位置している状態だと他の惑星よりも相当に地球に近い分だけ見掛け上の位置は惑星の直線上からは逸脱して見えます。
ちょっと難しい話をしてしまいました。
説明するための図解はあと数枚は必要になりますので、興味がある方はご自分で調べて理解してみてください。
それが、おもしろかったりする訳でして・・・
参考に、天体シュミレーションソフトでの昨日の夕方の空を再現するとこんなふうになります。
5個の惑星が綺麗に直線になってます。
壮大な太陽系をイメージできますね。
本日(1/6)の夕方は木星と月が並んで見えますョ。
今度の土曜日は星空観察会の予定でしたが、開催場所が30cmの積雪で路面も凍結状態のため参加者の夜間の交通上の危険回避により中止となりました。