nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

災害時の屋内電源確保ー1準備編

2020-05-10 10:36:15 | 生活
先日は太陽光発電の電気でリーフに充電するための環境を整えました。
しかし、災害等による商用電源の停電の際に家の中で使う電力の確保も考えなければなりません。

「リーフは電気自動車なんだからそれから電力を供給すれば良いでしょう」とお思いでしょうが、そう易々と問屋が卸しません。
リーフには100Vコンセントがありませんので交流の100Vを得るために別途インバーターが必要になります。
ニチコンなどのREAFtoHOMEや三菱の製品などは何百万もしますし、安いものはなんと!停電時に使えません。

リーフの充電口から取り出す可搬型の装置も有りますが、安くても30万円はします。
災害時だけの使用目的だとかなりお高いです。
1万円程度の12Vから100Vに変換するインバータはありますが、シガーライターから取れるのは高々150W程度までです。
これでは電子レンジも使えません。

車内機器用電源の12Ⅴバッテリーから直接取れるか検討しましたが、ネットにそのような事をしてリーフから1500Wとかの電力を取り出すような事をしたという記事は見当たりません。
普通のガソリン車だと、エンジンを掛けた状態でバッテリー直付けのインバーターから1500Wは取り出す動画はいくつかありました。
でも、リーフの12Vバッテリーは車の電源を入れるとメインバッテリーから充電されるんですが、ガソリン車の様に大きな電流を流せないのではないか?
なんとも、車の仕様が分からないので不明です。

そこで、次に考えたのがリチュームイオンの12Ⅴバッテリーを使った災害用緊急電源の作成です。


一般的な車用の鉛蓄電池は、継続して大電流を取り出すことが苦手で、酷使するとバッテリーが直ぐに使えなくなります。
たとえ、100A/hって書いてあっても、3分とか5分とか継続して取り出せるのは良いとこ20A程度ですし、使用時間の経過と共に下がります。
12V×20A=240Wです。

しかし、リチュームイオン12Vバッテリーは大電流を継続して取り出すことが可能でこれに着目しました。
さて、そのシステム構築に掛かる費用が気になります。

その前に実際どんな物が必要?
1.リチュームイオン12Vバッテリー
2.充電器
3.インバーター
4.バッテリー状況確認モニター

実際の検討内容と入手。

1.リチュームイオン12Vバッテリー
 市場を確認すると、2社から12V100A/hのバッテリーが出されているのを確認できました。
 価格は9万円~11万円。
 4月中旬にアマゾンで見つけて買い物籠に入れておいたのですが、買おうとしていた方のバッテリーが4月末には売り切れになってしまいました。
 そこで、もう一つの方のRENOGYの製品(リン酸鉄リチウムイオンバッテリ)
を買いました。
 リチュームイオン電池の場合、100Aとなっていれば実際にほぼ100Aが継続的に取り出せます。
 そこが鉛蓄電池との大きな違い。
 これはとても重要な事です。

2.充電器
 これも、別な会社の30A充電のものを買おうとしていたのにやはり4月末時点で品切れ。
 バッテリーと同じくRENOGYの20A充電の物があったので購入。

3.インバーター
 一般的に家電製品は家庭用のブレーカーの電流値に合わせて最大でも1500Wまでに設計されています。
 そのため、1500Wが取り出せるインバーターを選びました。
 ただし、1500Wだからと言って1500W用のインバーターでは継続して使用することはできません。
 限界値の数値なので、継続して安定して使うには2000Wくらいの物にしないと役不足となりますので、私はLVYUANというメーカの2000W正弦波方式のインバーターにしました。
 安いものだと、矩形波の物もありますが、正弦波でないと電子機器が使えない場合が有るので、必ず正弦波を出せるインバーターにしましょうね。

4.バッテリー状況確認モニター
 この必要性は、リチュームイオンバッテリーの場合には、残量や予想充電時間などが把握できるので、これがあると利用や充電の計画が立てられるので、便利になります。
 それと、実際の電流値も確認できるので、これ以上流すとマズいとか判断も出来ます。
 これは最初からRENOGY製品を狙っていたので、それを買いました。
 (在庫なしのため、入庫次第届くことになっています)
結局、インバーターを除いて全てRENOGYの製品になりました。

総額約14万円でした。

ただ、100A/hのバッテリ―ですと、12V×100A=1200Wまでしか使えないので将来的には同じバッテリーをもう一つ買って、2台並列接続で200A=2400W/h(実際にはインバータの出力上限)にしたいと考えています。
これで殆どの家電機器が使用可能になります。
長時間1500Wを使い続ける機器なんて無いと思うし、災害時にそんな事する必要性も無いので、ある意味1200Wでも使えそうな気がします。
あとは、使用できる時間を延ばすという意味で2つ並列接続にするメリットは大きいです。
2つのバッテリーで 2.4kW/h になりますからね。大きいです。
単純計算で100Wの家電製品だと24時間連続で使えます。

次回は、実際の使用状況についてブログします。

今回の購入製品については参考にリンクを以下に付けておきますのでご覧ください。

1.リチュームイオン12Vバッテリー
 先日まで5%クーポンとかが使えました。
 
2.充電器
 これはアマゾンに扱いが無かったので、RENOGY-Japan社のHPを掲載します。

3.インバーター
  
4.バッテリー状況確認モニター
 こちらもアマゾンに扱いが無いのでRENOGY-Japan社のHPを掲載します。
 
結局、全部中華製です。
なんだかんだ言っても、結局中国に依存している状況ですね。

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