碑文の間 ~精霊の守り人・ヨゴ文字解読プロジェクト~

NHK-BSで放送されていたアニメ「精霊の守り人」の作品内で使われている【ヨゴ文字】を解読しようというヒマなブログ

届けられた石板 (第24話)

2007-09-20 22:56:20 | 碑文の間
青池に届けられた石板をシュガが指でなぞって読むシーン。



以前のエントリー古代ヨゴ文字について(第14話)でも取り上げたように、石板の文字はそれを読み上げる登場人物のセリフと無関係に、原作から抜き出した文章が書かれているケースがほとんどだったが、今回の石板の文字はシュガのセリフを反映した内容になっているようだ。

元の画像を明るくして、文字の形が読み取りやすい前半部分を短冊状にしたものがこちら。



緑色のひらがなで書いてある文字は、これまでに読みが分かっている文字。原作には当てはまる箇所のない、アニメオリジナルの文章と思われるので、数字の「20」(ピンク色の文字の部分)についても、作品中の会話に依拠したものと考えてこのように結論付けた。

ちなみにこのシーンの会話は以下の通り。(第24話より引用)

シュガ  「二百年前も花を食べた子どもがラルンガを引き連れ森に消えたとある。
      それにどうやらここはナユグにおけるラルンガの巣のようです。」

トロガイ 「花を食うことでラルンガをおびき寄せたのか。」

シュガ  「はい。そしてサアナンはここより北に20ナンの土地であると。」


こうした会話がなされていることから、2行目は「・・・より北20ナンの・・・」、3行目は「・・・(あおき?)いずみなり」と書かれていると結論づけた。(とはいえ「2」を表すにしてはこの古代ヨゴ文字の造形は複雑に過ぎるという気がしなくもない。)
なお、4行目以降ははっきりと判別できる文字が少なく、今回は解読を断念した。

※「二十」と推測した部分ですが、「十」とした文字は「0」(ゼロ)の可能性もあります。 (2007-9-22)

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