碑文の間 ~精霊の守り人・ヨゴ文字解読プロジェクト~

NHK-BSで放送されていたアニメ「精霊の守り人」の作品内で使われている【ヨゴ文字】を解読しようというヒマなブログ

トウミ村への地図 (第15話)

2007-07-22 15:33:21 | 碑文の間
ヤクーの古い伝承が残ると言われるトウミ村。第15話でタンダがバルサに手渡したトウミ村への地図に書かれている内容を見てみることにしよう。
画像に直接書き込んでいるので、こちらを見て頂きたい。

 地図拡大版

※ 地図中に書き込んだ文字の一部に判読の誤りがありましたが、画像はそのままにしています。(2007-7-28 追記)

補足しておくと、物語の主たる舞台である光扇京は3つの地域に区別されている。
この地図からも分かる通り、
 かみ…扇ノ上(おうぎのかみ)
 なか…扇ノ中(おうぎのなか)
 しも…扇ノ下(おうぎのしも)
となっており、西の青弓川(あおゆみがわ)と東の鳥鳴川(とりなきがわ)に挟まれている。
光扇京に繋がる道としては、南に都南街道(となんかいどう)があり、東に通じる道は都東街道(ととうかいどう)と名づけられているようだ。
扇ノ下のはずれにバルサとチャグムが住む水車小屋があり、地図の上部にはトーヤたちが一時身を寄せていたヤシロ村と、目的地であるトウミ村が描かれている。
今回の判読でもっともてこずったのが地図中央にある「はんぶん」という文字だ。当然、地名かもしくはタンダの小屋あたりにも思えたが、字面からしてあてはまりそうなものが見当たらなかった。読解のヒントになったのは、第16話でのバルサのセリフ。トウミ村までの距離を「ゆっくり見積もって片道2日。」と言っていたことから、タンダがあらかじめ旅程の「半分」の位置に目印を描いて、このあたりで野宿が必要であることを示したのではないだろうかと推測した。
こうした推定に基づいて「はんぶん」ではないかと思うのだが、元の字が見づらいのでこの部分はあくまで保留としておきたい。

※ 第17話で水車小屋に来たトーヤが地図を見るシーンがあり、保留としていた中央の文字がやや大きく写っていた。(拡大画像
この文字は当初「はんぶん」ではないかと考えていたが、これは誤りで、どうやら「さんもん」(山門?)と書かれているようだ。次回予告で映る、骨を大量に吊るした門のようなもののことかも知れない。
(2007-7-28 追記)


※ 上の追記で、予告映像に出てきたナージの骨を吊していた木の柱が山門ではないかと書いたが、これは誤りで、山門ではなく魔除けのために村の入り口に設けられているものであることが、第18話から分かった。
山門とはバルサがチャグムたちと待ち合わせていた、山道の途中にある老朽化した門であった。
(2007-8-5 追記)

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