成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

景観フォトコンテスト展

2015-10-17 | 日記
イオンモール東浦 2F イオンホールで開催中です。
今日明日の二日間。



知ってるつもりで知らなかった、東浦の四季の風景が、たくさん。
中には、珍しい雪景色の写真も。
応募作品全てが展示されています(*^_^*)



初日の今日は、朝一で表彰式。
最優秀賞おめでとうございます。




経緯を追ってみました。(我孫子市市民投票条例)

2015-10-08 | 日記

総務常任委員会視察2日目は、我孫子市市民投票条例について。

我孫子市も常設(実施必至)型の住民投票条例です。

聴いたり読んだりして我孫子の住民投票条例についてはほぼ理解しているつもりでいました(失礼ながら、何も今更旅費を使って行かなくても…くらいの)が、制定に至る経緯はやはり現地に行ってみてやっとわかったことがいくつもありました。

時系列にならべると、こうです。

1 .市民からの陳情 (H13年3月)
 市内在住大学生から、住民投票条例文案付きで制定を求める陳情。
 継続審議となり、内容を審議して同年6月に不採択。

2.市民から 議員提案で住民投票条例制定を求める陳情 (H13年9月)...
 継続審議となり、のちに陳情者より「議員提案で」の部分を削除の申し出あり。
 定例会毎に継続審議の手 続きを経て審議を続ける。

3.市長 市民投票制度の設置について施政方針で表明。(H15年3月)

4.H13年9月に提出された陳情 採択。(H15年3月)
 (委員会では継続審議だったが、本会議にて採択。)

5.執行部、条例案作成に着手 (H15年4月)

6.我孫子市市民投票条例 議案上程(H15年12月)
 継続審査となる

7.請求要件、成立要件について議案訂正後 可決( H15年12月)

8.施行 H16年4月

はじめの市民からの陳情から数えて常設型の市民投票条例施行まで丸3年要していますね。

市民からの要請があってもやはり簡単には行かないものだったというのがわかります。

市民案を審議会へ提出してから制定まで6年(奈良県生駒市)と、もっと長くかかっているところもあります。

市民投票条例制定後、我孫子市ではまだ市民投票に至る事案は発生していません。

それだけ安定した市政運営がなされているということです。

 

視察に伺うと、時間のある時は議場を拝見させていただくことが多く、我孫子市議会の議場にも入れていただきました。

本会議場はそれこそ議会によって様々です。

我孫子市議会は、議長席と演壇と質問者席にはマイクがありますが、議員席にはありません。

議員の発言は一般質問だけでなく議案質疑も討論も全て通告制で、自席での発言は行わないとのことです。

東浦町議会は質問者席がなく、議案質疑と討論を自席で行うので議員席にもマイクが設置されています。

前日に伺った三郷市議会も、我孫子も討論は登壇でおこなうルールでしたので、討論の目的からしても自席で執行部の方を向いて行うのではなく登壇で議員席に向かってするものでは?と視察に同行していた議長に提案してみました(と言っても雑談レベルですが・・・)。

視察は対象事業だけでなく、実は遠くの他市町の議会運営についても知ることのできる貴重なチャンスなのです。


つながる「共助」 (三郷市の防災取り組み視察より)

2015-10-08 | 日記

任期前半は総務常任委員会所属となり、5日6日の二日間は委員会視察で埼玉県三郷市・千葉県我孫子市へおじゃましました。

1日目の三郷市は、面積は30.22㎢と東浦とほぼ同じですが、人口約13万、東京都と千葉県に接し、昔ながらの田園地域と新興住宅地域が混在する市です。

つくばエクスプレスで秋葉原まで20分で行けるつくば中央駅まわりは再開発の真っ最中で、まさに東京のベッドタウンという感じがしました。

さて視察のテーマは 自主防災組織連絡協議会の取り組みと消防団活動について。

 1.自主防災組織連絡協議会

市内に、地域の自主防災会は126団体あり、相互の情報交換と協力体制づくりをするのが連絡協議会です。

全体会として年1回の研修(講演会、視察を隔年実施)し、7つ(スタート時は6)のブロックに分かれて、ブロック内の情報交換会や連携を深める活動も行っています。

連絡協議会設立以前から自主防災活動は盛んでしたが、その分訓練指導に追われる消防の負担は大きかったそうです。

協議会の活動でのメリットは、(1)リーダー・指導者育成、(2)広報紙・HPによる発信、(3)座学から実技、視察まで多彩な研修、 といった単体の自主防災組織では難しい事業を実施できることです。
 
リーダー育成事業の効果は高く、自分たちで行う自主訓練が増加(H26実績58.5%)し、リーダーが次のリーダーを育成するサイクルも確立されています。
 
活動予算は、各自主防災組織の負担金5000円/年(126団体なので計63万円)と市補助金40万円の103万円。
 
講演会開催費用や視察研修費、外部の指導者養成講座受講者への交通費補助、事務消耗品費、広報紙発行費用として使われています。
 
小さな単位でできることは各自主防災会で、協力したほうがやりやすいことは各ブロック内で、全体でやった方が効率よく負担の少ないことは連絡協議会でとうまく使い分けていますね。
 
顔の見える活動から、連携協力体制づくりへと、共助の輪がうまくつながっています。
 
 2.消防団活動(女性消防団)
 
第1から第6までの6つの分団に加えて、女性のみで構成されるアザレア分団が平成12年に発足しました。
 
現在20名が在籍しています。
 
男性団員の減少に伴う補完ではなく、女性の持つきめ細やかさや気配りなどの特性を消防団活動に生かすのが目的です。
 
自らが教育訓練を受けて応急手当等の指導員の資格取得、学校PTAや各種地縁団体等への救急教室開催、民生委員と協力して高齢者宅の防火訪問を行ったり、時節の防火広報活動、市民まつり等での広報活動と実に多彩です。
 
近年では操法大会で操法も行うようになり、なかなかの好成績をおさめているそうです。
 
消防団活動ではほかに、消防団協力事業所表示制度、消防団サポーター事業、少年消防クラブの紹介がありました。
 

地区防災訓練

2015-10-04 | 日記

学区の防災訓練に参加しました。

室内では三角巾や身の回りにあるものを使っての応急手当を日赤奉仕団から伝授。

ストッキングやTシャツを使用してけがの止血や固定ができるんです。

外では水消火器を使った初期消火訓練。

消火栓を実際に開けて、ホースを連結して放水も体験しました。









一通り体験が終わったら、室内でスライドを交えた講演。

大災害、特に地震はいつ襲ってくるかわかりません。

一生遭わずに過ぎていく人もいます。

実体験がないとわからないし、人は忘れていきます。

でも語り継いで、準備を常にして「災害に強い地域」にして

次の世代に渡していくのはわたしたちみんなの責任。

今日まで大丈夫だったから、これからも大丈夫なんてことはありません。

それは運が良かっただけのことです。

明日揺れたら? 今 揺れたら?

せめて自分ちで倒れた家具に挟まったりだけは無いように、備えておかなくては。

参加されたみなさま、訓練を運営したスタッフのみなさまおつかれさまでした!

ありがとうございました!


知多半島って

2015-10-03 | 日記

星城大学の公開講座を受講しました。

講師は藻谷浩介氏。

私たちの知多半島が全国各地を見てこられた氏の目にどのように映るのか、大変興味がありました。

愛知県と言えば豊田を筆頭にしたものづくり王国、技術で外貨を稼ぐお金持ちな地域との印象が強いのですが、中でも知多半島は海あり丘陵地有りの豊かな自然の恵みのおかげで農業漁業も実は盛んです。

台風も意外と避けて通ることが多く、多くの人が住処や働く場を失ったり長いこと家に帰れなくなるほどの事態は伊勢湾台風以来ありません。

先月の台風18号にしても、「愛知県知多半島に上陸」と全国ニュースでその名を連呼されましたが、被害はほとんどなし。

こんなに暮らしやすいところはそうはない!くらいの恵まれた土地です。

働くところあり、自然有り、住むところあり、食べるものあり、と無いものを探す方が難しいくらい。

いろいろなものが足りすぎて、無駄に浪費してしまっているものはないか・・・?

現状に満足するだけでなく、この地域資源を磨き上げてさらに価値を上げていくことができるのではないか。

新しい価値を創造していくことができるのではないか。

ぼやーっとしてないで、視野を広く持とう、自分にできることを探そう、とエールを送られたような気持ちになりました。

相変わらずの、気を抜かせない、受講者にも考えさせる、緊張感あふれるあっという間の90分でした。