成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

特別支援学校、町にできることは?

2014-01-18 | 日記
半田養護学校へ文教厚生委員会として視察にいきました。
老朽とマンモス化でたいへんだとは伺っていましたが、
現地をみてみると想像以上に厳しい状況でした。
半田養護学校は知多半島で唯一の特別支援学校で、
小学部から高等部まで468人のうち、
東浦町からも46人の児童生徒が通学しています。
半田養護学校の抱える問題は特別なことではなく、
愛知県内の他の特別支援学校も直面している、
全体で取り組まなければならない課題です。
県でも特別支援教育推進計画検討会議を設置して、
中長期的な視点にたっての話し合いが行われています。
中長期って・・・待ったなしの喫緊の課題だとわたしは思うのですが。
では東浦町として特別支援の必要な障がい児者のためにすべきことはなんでしょうか。
特別支援学校入学前と、卒業後です。
就学前の段階で、適切な療育を受けているかどうかで
その後の生活、学習に大きく違いが出てくるそうです。
そして、高等部を卒業してからの、就労の問題。
障害者も適した職にめぐりあえば働けるし、社会の一員として当然のこと。
「人は社会で生きていくものですから」との教頭先生のお言葉でした。
療育のチェーンと知的障害者への正しい理解と受け入れる社会の体制づくりが
大切で、これからもっと必要になってくるとの認識を委員の間で共有して
視察を終えました。