志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

多和田葉子→言語と文化の峡間!WRITING BETWEEN LANGUAGES AND CULTURES - A READING AND CONVERSATION WITH YOKO TAWADA

2018-11-15 23:48:10 | 小説

ボストン大学での多和田葉子さんのセッションです。
ドイツ演劇も学んでいるのですね。ドイツで博士号を取得、日本語とドイツ語で創作を続けている作家ですね。ドイツ語で書いた小説でドイツで文学賞を受賞。

WRITING BETWEEN LANGUAGES AND CULTURES - A READING AND CONVERSATION WITH YOKO TAWADA

https://www.youtube.com/watch?v=j_EivJPH5BM

Tawada was born in Tokyo in 1960 and moved to Hamburg when she was twenty-two, where she received a Ph.D. in German literature, and then to Berlin in 2006. She writes in both Japanese and German and has published several books—stories, novels, poems, plays, essays—in both languages.1960年生まれ、22歳にハンブルグに移住、博士号をその後取得。その後ベルリンへ。日独語で小説、詩、エッセイ、演劇を創作している。

This event was moderated by Anna Zielinska-Elliott, Senior Lecturer in Japanese at Boston University and a translator of modern Japanese literature into Polish, and Peter Schwartz, Associate Professor of German & Comparative Literature at Boston University. Co-sponsored by Centers for the Study of Europe and Asia at Boston University, the Department of Modern Languages and Comparative Literature, and the Japan Society Boston.ボストン大学での文学エベントですね。

 

英語での講演です。ボストンが好きだという多和田さんですね。

英語の発音がとても綺麗に聞こえてくるというわけではないのですが、彼女はドイツ語が得意なのですね。英語も。

感情、フィーリング 12世紀の白拍子、シゃーマーニックダンス。清盛の妾になった白拍子

平良清盛ーー白拍子(義王と妓女)姉妹を寵愛する。他の白拍子(ホトケ)16歳、清盛に会う。

妓王(ぎおう、生年不詳 - 承安2年8月15日(1172年9月4日)?)は、平安時代末期の白拍子。祇王とも。 人物[編集]. 平家の家人・江部九郎時久の娘。近江国祇王村(現・滋賀県野洲市)に生まれる。生誕の地には妓王の菩提を弔うために建てられた妓王寺が現存する。 母の刀自、妹の妓女とともに、京都で有名な白拍子となり、平清盛に寵愛された。」

ダンスはアーカイブ、ダンスの身体に籠められたメッセージ、動きが役たった。ホトケは踊りだした。清盛は燃え上がる火のように燃え上がるホトケを愛でた。Homepage

ゲーテ、グレーテル(?)

ドイツ語の発音は滑らかですね。この講演の中味は英語、日本語、ドイツ語の多言語です。

どの言語でも変わらない。ドイツ語を話す彼女への関心。ブルジョワの趣向。自分をひらいていくのに時間がかかった。疑問がやってくる。単数、複数はなぜ?文法の法則。ロシア語、

 

八百万神(やおよろずのかみ)には冠詞がつかない。

黒船がくるくるまわって戻って、天皇制戻って、のんびり、びりでもいい。

人の漢字 彼女の詩の英語の朗読。木の漢字の詩。物凄い比喩。水の漢字の詩。米の漢字の詩。

犬の漢字の詩。大の漢字の詩。,太の漢の詩。未の漢字の詩。いいね。メタファ、未来の予見、

末の漢字の詩、END.女から鳥へ変容する。来の漢字の詩。

詩、問い!To eat or not to eat that is the question in Fukushima.

喰え、食べられるのか福島の大根、トマト、安全か危険か、数字で書く安全。意識の中に含まれた苦悩。To die is to sleep.

質問:日本の音、ドイツ語の音。詩の音は個人的な呼吸?ドイツ語、カフカなどのユダヤ人に関心を持っている。

フィーリング、無意識で深い文学の世界。ネイティブ言語とドイツ語。情緒を直接的に表現できない。音楽や音も文学。手紙も文学。無意識、文字なくして文学はなりたたない。

音楽的で視覚的なイメージの漢字。Get the text is important. Any language is OK.

Contemporary poems in America. 日本語は興味がない。ドイツ人の視線で見る日本語。多言語で文学を書く姿勢。スポットライト、日本人がとても素敵なドイツ語を話す。母国語になるドイツ語。外国人が書くドイツ文学。(備忘録〕

シャミッソー賞

ドイツの文学賞。フランス出身のドイツの詩人、アーデルベルト・フォン・シャミッソーにちなみ1985年に創設された賞で、ドイツ語を母語としない作家を対象とする。第1回受賞者はアーラス・エーレン(トルコ出身)、ラフィク・シャミ(シリア出身)。日本出身の作家としては、1996年に多和田葉子が受賞している。

http://www.newsdigest.de/newsde/features/7929-yoko-tawada/ ←いいサイトです!多和田さんについて詳しいですね!彼女は日本女性で初めてノーベル文学賞を受賞する可能性がありますね。言語、非言語、文化、異文化のはざまで言葉を編む

東京都中野区生まれ[2]国立市で育つ[3]東京都立立川高等学校[4]早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業[5]西ドイツハンブルクの書籍取次会社に入社し、ハンブルク大学大学院修士課程を修了[1]1982年から2006年までハンブルク2006年よりベルリン在住[6]1987年、ドイツにて2か国語の詩集を出版してデビュー[7]1991年、『かかとを失くして』で第34回群像新人文学賞受賞[8]1992年、『犬婿入り』で第108回芥川龍之介賞を受賞[9]1996年、ドイツ語での文学活動に対し、バイエルン芸術アカデミーからシャミッソー文学賞を授与される[10]2000年、ドイツの永住権を取得。チューリッヒ大学大学院博士課程修了。博士号(ドイツ文学)を取得[11]2005年ゲーテ・メダルを受賞[12]2016年ドイツの文学賞クライスト賞を受賞。2018年全米図書賞翻訳文学部門を「献灯使」で受賞[13]

著作はドイツ語でも20冊以上出版されており、フランス語英語イタリア語スペイン語中国語韓国語ロシア語スウェーデン語ノルウェー語デンマーク語オランダ語などの翻訳も出ている[14]

ドイツ作曲家イザベル・ムンドリー[15]オーストリア作曲家ペーター・アブリンガー[16]とのコラボレーションでも知られる。

受賞歴

著作

  • 『あなたのいるところだけ何もない』Verlag Claudia Gehrke 1987年
  • 『三人関係』講談社 1992年
  • 『犬婿入り』講談社 1993年 のち文庫
  • 『アルファベットの傷口』河出書房新社 1993年 「文字移植」と改題して文庫
  • 『聖女伝説』太田出版 1996年 のちちくま文庫
  • 『ゴットハルト鉄道』講談社 1996年 のち文芸文庫
  • 『きつね月』新書館 1998年
  • 『飛魂』講談社 1998年 のち文芸文庫 
  • 『ふたくちおとこ』河出書房新社 1998年
  • 『カタコトのうわごと』青土社 1999年
  • 『光とゼラチンのライプチッヒ』講談社 2000年
  • 『ヒナギクのお茶の場合』新潮社 2000年
  • 『変身のためのオピウム』講談社 2001年
  • 『球形時間』新潮社 2002年
  • 『容疑者の夜行列車』青土社 2002年
  • 『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』岩波書店 2003年 のち岩波現代文庫
  • 『旅をする裸の眼』講談社 2004年 のち文庫  
  • 『傘の死体とわたしの妻』思潮社 2006年
  • 『海に落とした名前』新潮社 2006年
  • 『アメリカ 非道の大陸』青土社 2006年
  • 『溶ける街透ける路』日本経済新聞社 2007年
  • 『ボルドーの義兄』講談社、2009年 
  • 『尼僧とキューピッドの弓』講談社、2010年 のち文庫 
  • 『雪の練習生』新潮社、2011年 
  • 『雲をつかむ話』講談社、2012年
  • 『言葉と歩く日記』岩波新書、2013年
  • 『『ふと』と『思わず』』 明治書院、2013年
  • 『献灯使』講談社、2014年 のち文庫
  • 『百年の散歩』新潮社、2017年
  • 『シュタイネ』青土社 2017年
  • 『地球にちりばめられて』講談社、2018年
  • 『穴あきエフの初恋祭り』文藝春秋、2018年

外国語版

 

  質疑の中で明らかになっていく事柄がいいですね。日本語とドイツ語がミックスして多様な文化が交じり合っていて、言語そのものと向き合い創作してきた作家の姿!日本語には私やあなたがはっきり明示されることはなく、無意識に行間を読み解いていく。ドイツ語は主語が明確の文法構造。それぞれのイメージや考えはそれにあった形態を求めるゆえに詩になったり散文になったり戯曲やエッセイになる。日本語とドイツ語はお互いに殺し合う。さすがドイツ語は滑らかに話ますね。外国人でドイツ語で書かれた文学として彼女はシャミッソー賞受賞していますね。漢字で書かれた詩がいいね!ディストピアの未来。彼女の表情がいいですね。

 

 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。